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クアドラの特徴


アルファ

最初のクアドラ、またはアルファ・クアドラは、ILE、SEI、LII、ESEの4つのソシオタイプで構成される。外界に対する知覚は、独特の軽快さ、開放性、機動性を特徴とする。彼らはどこからでも新鮮で興味深い情報を得ることを期待しており、常に様々な方向に駆り立てられる。彼らは肩の力を抜いたコミュニケーションを好む、とても愉快な人々である。生来の民主主義者であり、硬直や過剰規制を拒否する。これらのタイプは、完全に一つ所に留まることは殆どなく、人間的な活動のどんな分野にも簡単に移動できる。狭い専門領域の特化は彼らの仕事ではない。継続的な研究の最中には、新たな旋風の中心-将来の嵐の発生源になることがある。しかし、この嵐を広げるのは彼ら自身ではない。一見して最も「荒々しく」見えるのはLIIだが、実際の生活では柔和で迎合的な人物であり、公正な国家プロジェクトに取り組むことを夢見ている。

また、アルファ・クアドラには、その価値観と合致する社会的使命がある。その目的は、社会の発展に関する新たな概念の創造と普及である。手短に言うと、それは啓発と呼ばれることもある。このようなタイプが集まる場所では、新しい社会的、科学的、政治的な流行が常に発生して拡散され、将来的に歴史の流れを変えることがある。

アルファ・クアドラの代表が生きる心理的な「年齢」は、子供時代である。どのタイプも子供のような感性を持って行動することが多い-誠実、直接的で好奇心旺盛である。彼らはあらゆるものに疑問を抱くことができる。彼らの懐疑は最小限である。これらの「子供っぽい」習性は、生涯にわたって維持される。彼らの新しい視点への飽くなき渇望と、先入観のない単純な世界観から、この発展段階を年周期の最初の季節である春と比較することができる。春には新しい生命エネルギーが目覚め、誰もにこれを知らせる。春は希望と野心的な計画の時期であり、予定とは全く異なる形で実現する。

グループの行動

感情、感覚、知的な側面において、快適で楽しいグループの雰囲気を志向する。理想的なアルファグループの状況は、美味しい飲食を楽しみながら、想像力豊かなアイデア、映画、またはスポーツについて話し合い、気楽にジョークを交わすことである。個人的な体験の言述は大抵、冗談の形を取る。愉快な個人的経験が、「深刻」な経験よりも好まれる。地味で具体的な詳細は議題に上らない。グループが共同でゲームをしている場合、それに付随する楽しさと冗談は、ゲームそのものと同じくらい重要である。「重苦しい」瞬間が生じることを避ける。劇的な表現は一定の時間内に抑えられ、大部分が冗談で占められる。また、アルファは向精神性物質を使用する集団に参加する可能性が、最も高いタイプである。

アルファの議論は、その瞬間に最も興味深かったり面白いと思われる方向に、脱線する傾向がある。共通するのは独自の個人的観察で、これは日常生活の特異性や矛盾の分析から生じる。グループの多数が意見の一致を見る場合、同意を強く表明して、集団の原動力を高める一種の「精神的調和」を作り出すことがある。新たな問題に遭遇すると、何らかの満足が行く結論に達するまで、できる限り多くの方法で展開・改善が行われる。

アルファは「身内」と「部外者」を区別せず、会話が始まると容易く人々を会話に引き込む。ただし、対象人物が乗り気でない場合、あっさりと手を引く傾向がある。同様に、彼らは仕事でも遊びでも同じ態度を取ることを好む。正式な演説や装いは大袈裟で不必要な制限であり、馬鹿げているとさえ感じる。アルファは、「舞台裏」で何かが進行しているという考えを嫌い、物事(特に個人的な動機)を可能な限りオープンで率直にしておくことを好む。

ベータ

リレー競争のバトンは最初のクアドラから、ベータ・クアドラとして知られる2番目のクアドラに渡る。これには、SLE、IEI、LSI、EIEなどのソシオタイプが含まれる。これらのタイプは、アクティブな性質、情熱、決断力、精神力などの資質を持つ。彼らは文字通り情熱を燃やし、自身のエネルギーを活用し、必要とする闘争の気迫を感じることができる活動の場を探し求める。

クアドラの価値観は、次の社会的役割に従う-環境の抵抗という条件下における、新しい秩序と組織的な構造の導入。歴史上、このクアドラ・タイプは、国家と帝国の創設者、執拗に権力を争う政治活動家として特筆される。マケドニアのアレクサンドロスやピョートル1世を思い出せば十分である。彼らの意志的なエネルギーに抵抗するのは難しい。意志の力で障害を克服する-それこそが彼らの使命である。また、防御ではなく、攻撃することを好む。彼らは闘争における避けられない犠牲と損失を讃える。

「火」のクアドラの心理学的年齢は、若者である。人間の最大の力は青年期に発揮され、勇気があり、活発で、性急である。行動と自己肯定を切望し、自身のエネルギーを実感できる大仕事を必要とする。また、輝かしいキャリア、偉大な征服、栄光と名誉に関する野心的な夢を心に抱いている。これは、第2クアドラの世界観に完全に対応する。その代表者は若くて力強く、精力的で美しい自らの肉体を上手く扱うことができる。年周期では、最も晴れやかでエネルギーが豊富な段階-夏に対応する。夏という季節-これは成就の時である。春に抱いた夢と幻想的な計画は打ち捨てられ、具体的な行動に移る。

グループの行動

参加が短時間の個人に焦点を当てるよりも、積極的な個人に「支配」され、参加者が「集合」する大きなグループを好む。これは、ベータのグループが議論するのは、誰もが貢献できる話題であることを意味する。説明なく内輪のジョークが多用されると、他者を排除することになるため、失礼と見なされる。ジョークは大袈裟かつ平凡で、多くの場合は紋切り型である。ベータは他の人々をグループ活動に引き入れようとする。例えば、「グループの儀式」が行われている状況(飲酒、ダンスなど)では、「部外者」にも快い参加が求められる。彼らが参加を望まないと、困惑混じりの落胆が生じる。また、疎外感を味わっている人々に注意を集めようとする-通常、これは個人に向けた雑多な冗談で行われる。場が落ち着いた時は、現在の傾向や政治的意味合いを含むアイデアについての議論が、確固とした見解と共に表明される。個人的な経験は、自身の個人的な視点ではなく、外的な影響の観点から議論される傾向がある。

大規模な社交イベント(パーティー、レセプションなど)がベータによって開催される場合、ゲームやショーなど、ゲストが1つの集団として関与する活動を促進する傾向がある。ゲストが親密な雰囲気の中で静かに小さなグループを形成する、「ひっそりとした」形式のイベントを嫌い、ベータはこれを退屈と見なす。

ベータにとって、雰囲気は特定の活動や話題よりも重要である。ベータのグループは共に時間を過ごし、お互いを楽しませる。グループのエネルギーが枯渇しないように、楽しい話を(しばしば大声で)語り合って雰囲気を作り上げる。人々は早口で話し、話のペースが落ちていると感じた場合、他者の話に口を出すことが多い。誰かが話し始めると、長話を楽しむ義務を引き受け、友好的なグループでは、他の人々はベータが管理する雰囲気に沿っていれば口を挟むことができる。

ベータが一般的に行わないのは、グループ内で個人的な問題について話すことである。1対1の会話で話したことが集団の面前で再び口にされた場合、または誰かがグループの中で他者の特徴を批判した場合、それは裏切りと同等に見なされる。ベータは、そのような事柄は秘密にされるべきであり、友人を困惑させたり、侮辱したりするために用いるべきではないと思っている。

ベータは、人々が長々と話を引き延ばすことも好まない。彼らは礼儀正しく話に耳を傾け、それが退屈だったとしても相手を許すが、誰かが度を越してそれを行った場合、再び招かれる事はないかもしれない。ベータにおいて、長話は1対1の会話に限定される。ただし、IEIは非常に柔軟な会話上手なので、つまらない話にも適応する可能性が高い。

ガンマ

どんなに夏が魅力的でも、時間の経過を止めることはできない。精力的な2番目のクアドラに代わって、3番目の「ガンマ」クアドラが現れる。これはSEE、ILI、LIE、ESIで構成される。このクアドラの知覚は水に例えられる-つまり、ここで浄化が始まる。その流れにより、第2段階で蓄積した汚れをすべて洗い流す。同時に、第2クアドラの強固な構造が構築された基盤を、侵食し始める。水は表面の空洞と亀裂に広がる。移り気、隠れた棘、内なる野生、隠された不安によって特徴付けられる第3クアドラの性質と同様に、この流れは目に見えない。

第3クアドラは、第2クアドラよりも心理的年齢が加算される。その期間は中年期、円熟期に当たる。人が人生の壮年期に達した時に、これまでの生活を深く考え、凝り固まった偏見を放棄することで、運命の行方を劇的に変えることができるのは、不思議ではない。過去数年の絶頂期から人生を熟考し、獲得した経験を評価し、「収穫」を徴収することは、原則として秋に対応する-誰もが春夏の間の作業方法、そして客観的な価値を確認することができる季節。秋-これは総括して評価を行う時である。

グループの行動

主にガンマで構成されるグループは、小規模になる傾向がある。最大でも6人程度だろう。笑い声や明確な感情表現は抑制される。その代わりに、微笑や皮肉っぽく機知に富む発言を、少なからず織り交ぜる。深刻な題目や不幸な個人的経験が議論される場合は、真面目な態度で臨む。このような小さな集団であっても、より小規模なグループに分裂する傾向がある。おそらくガンマの理想的な「グループ」構成員は、3人である。

グループの議論は、互いに興味のあるテーマに関する情報やアイデアの交換、共同活動についての話し合いや計画、または個人的な経験に集中する。後者は大抵、人々を笑わせたり自身の地位を自慢する目的ではなく、そのような経験から得られる教訓を洞察するために議論される。

通常、ガンマが嫌うのは、大きな食卓を囲み、騒々しく冗談が飛び交ったり話題が次々に移り変わるような、大人数の集団に「取り込まれる」ことである。特に、職場の同僚やビジネスパートナーなどを含む、「人為的」なグループの場合、個人的な関係は自然に形成されない。そのような状況では、ガンマは近場に座っている人に集中し、個々の会話に専念するか、ほとんど黙り込んで、グループの雰囲気に実際に関与せずに、文字通り日常的に内向的であるかのような印象を与える。

グループが形成されると、故意に排他的にも開放的にもならず、「新参者」を暫くの間、警戒する傾向がある。会話は、キャリアの見通しと発展、金融投資と起業の成否、恋愛関係の発展性、関係が失敗に終わった理由など、重要ながら個人的な問題に関する動向に注目する。気楽な雰囲気では、そのような話は、からかい混じりの「下品」なニュアンスを帯びる。

他の主題においては、どれほど全体的な効率が損なわれるか、官僚制の無意味さ、および競争相手に優る方法などの観点から、内部業務の優劣に注目しがちである。

デルタ

第3クアドラの批判的な作業の後、サイクルの最後を飾る4番目のクアドラ、または「デルタ」の領域に入る見通しがつく。世界に対する認識は厳しく、現実的である。これは土の要素に最も関連する。このクアドラは、LSE、EII、SLI、IEEのタイプで構成される。土は最も保守的だが、同時に最も肥沃な要素である。総じて、そのようなクアドラの雰囲気は、安定性と実績のある伝統を第一に重視する現実主義者を結びつける。この中で異なるのは、珍しい事柄に関与することができるIEEだが、このタイプでさえ、一般的には興奮を探し求めて常識が持つ別の側面に注意を向ける。

このため、「デルタ」クアドラの社会的な使命は、蓄積されたリソースの安定した開発と賢明な使い道を保証すると同時に、新たな新芽が育つ土壌を準備することである。このような社会の主な性質(ほとんどの西洋諸国が含まれる)は、資源と精神的な成果を安定的に消費する。安定という状況下でのみ、新しく、まだ極めて脆弱で無防備な構想、芽吹き、活動の発展と普及が起こり得る。ロシアの歴史では、例えばロシア貴族の「黄金時代」が起こったエカテリーナ2世の治世が、そのような安定期に含まれる。または、第一次世界大戦前における、20世紀初頭のロシアの産業ブームも挙げられる。クアドラの心理的年齢は、老齢である。つまり衰退、苦痛、そして救済を受け止めなければならない。人生の末期に伴う賢知と経験は、伝統への敬意と多大な割合を占める保守主義に基づいており、​​このクアドラに属すタイプの特徴である。彼らが該当する季節は冬であり、成果なくこの時を迎えることはない。

あらゆる肯定的な性質を帯びた安定性は、人生の段階的な停止をも意味する。絶対的に安定したシステムは、エントロピーの法則によって瓦解・劣化する限り、長らえることはできない。しかし、この期間中に代替的な手段の模索が果たされれば、延命される-最終的に、伝統が拒否され、社会発展の新しい活路を提供する新しい潮流が形成、拡散される。これらの潮流の1つは急速に成長し始め、これは老朽化し​​た社会が新しい再生を迎えるために、最も必要とされることである。新しい勝利の行進が始まる-冬が終わり新たな春が訪れる。これは第4クアドラの行き詰まりで必然的に展開し、第1クアドラの行動に進む。この発展サイクル全体が繰り返される。このようにして、我々が社会進歩の法則と呼称する、人類の複雑なメカニズムが機能する。クアドラとは、このプロセスの順列を決定する社会心理学的単位である。

グループの行動

主にデルタで構成されたグループは、プロジェクトの業務、身体的レクリエーションを楽しむこと、互いについて興味深い事柄を見出すことに気を配る。通常、笑い声は控えめで短いが、人々は頻繁に微笑み、軽妙で親しみやすい人物であろうとする。グループは、特定の生産的な活動や議論主題に重点的に取り組む必要がある。そうしないと、グループは空中分解する。デルタの集団では、多くの分裂と分権化が起こる。これによって、特定の興味や感情を共有する人とのみ、集中的で生産的なやり取りが可能になる。人々はあるグループから別のグループへと容易に飛び回り、関心レベルを維持する。グループ全体が一人の意向に沿ったり、全員が同じ行動をすることは要求されない。デルタ・クアドラは、誰もが自身の利益を追求し、他者のために何らかの便宜を図れば、グループはどのみち向上すると考える。デルタ・クアドラは、グループの固有性や目的の単一性を構築することに注意を向けず、グループがばらばらに分散されていることを好む。

出典:
http://www.socionics.org/theory/Default.aspx?load=quadra.html
http://www.wikisocion.net/en/index.php?title=Alpha_Quadra
http://www.wikisocion.net/en/index.php?title=Beta_Quadra
http://www.wikisocion.net/en/index.php?title=Gamma_Quadra
http://www.wikisocion.net/en/index.php?title=Delta_Quadra

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