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価値のある機能:Si

  主導機能としてのSi:SLIとSEI これらの人々は、人生の感覚的な喜びを持って生活し、至るところで最上のご馳走、心地よい椅子、多様な持ち物、安定した生理的な感覚を探し求める。多くの場合、自身を物質的な嗜好の専門家であると見なす。「私が暖かさを愛するなら、寒さを好む人は皆セイウチだ」。健康問題に非常に自信があり、医師の意見の「上位」に、健康に関する自身の見解を置く、または彼らの助言を不適切なものとして扱うことさえある。ほとんどの場合は健康体だが、人生における感覚的な快楽に対する過剰な熱意は、それらを妨げることがある。喫煙、飲酒、大食い-これを諦めることは非常に難しい。同時に、これらの問題に関して、彼らの嗜好は極めて保守的である。調理に関わっている場合、そのような活動に傾倒していれば、その種のスキルは容易に身につく。しかし、他者の料理、特にリスクの高い変則的な料理には、非常に批判的である。多くの場合、心地よさを得るために必要なあらゆるものを持ち運ぶ。私的な問題について率直に話し、見知らぬ人から隠し立てする必要を認めず、彼らの病気や体内の働きに関して話すことを好む。感覚的な経験に対して保守的であるため、これらの問題において非常に注意深い。自身の耐久性と信頼性に自信を持っている。何かに気付いたり感じ取った場合、他者の意見に耳を貸さず、「自分のやり方」で何もかもを行う。「蹄鉄を曲げる」ために使用できる信頼性の高いものを好み、まさにそのような考えが頭に浮かぶことがある。肉体とその柔軟性を上手く制御する。世界における自分の存在を確認するために、常に物理的に何かを感じる必要があり、暖かいカーペット、ウールの靴下、柔らかい子猫、掌で回転させる健身球などで自身を取り囲む。利便性の問題について盛大に騒ぎ立てるが、心配する必要はない。この騒動は会話を維持する手段である。 創造機能としてのSi:ESEとLSE この人は肉体的な心地よさと感覚的な快楽の専門家であり、これを「製品」として他者に伝達することを好む。料理を楽しみ、この問題に極めて創造的に取り組むが、時に創造的すぎて、拘りの強すぎる料理を作り出す。様々な感覚の優れた実験者であり、最大限の多様性を好む。珍しい異国風の料理を試すことを提案すれば、歓迎されることが多い。これらの人々は優れたマッサージ師になる。物理的な感覚において、愛す

価値のある機能:Se

主導機能としてのSe:SEEとSLE 自身の能力に非常に自信があり、どんなことでも達成できると信じている。しばしば「私が正しいと思うことは、誰にとっても正しい」という意志の強い人物像を与える[注:この態度はIxEでも観察され得るため、おそらくSe主導ではなくJi創造が原因である]。意志的な人物の印象を与えるー「乱暴者」で、周囲に十分なスペースがないように見える。もし本人が体力とスタミナに恵まれていれば、「弱虫」を嫌う。反対に自身が弱者であることが判明した場合、自分より強い全ての人物を「ならず者」と見なす。多くの場合、金銭の扱いは得意だが、この問題において保守的すぎたり、自信過剰なことがある。人生は権力のプリズム、「誰が誰に勝っているか」を通して知覚される。耳を傾けてもらうためには、尊敬すべき存在になる必要がある。どんな弱点も欠陥として見なされるので、しばしばそれを何の問題も認識せずに有利に利用することができる。常に何かを行っており、いくつかのスキルを開発している。通常、彼らの強みは肉眼で視認することができるが、柔軟性に欠けており、むしろ堂々として保守的なものである。どんな活動でも常に首位であろうとする。そうでない場合、これは大いなる怒りを誘発する。彼らの強さと能力に疑問を投げかけられると、攻撃の発生に繋がる可能性がある。潜在的に素晴らしいアスリートだが、自分の能力を常に過大評価していると、怪我を負う可能性がある。自分の外見に自信を持っており、力と能力を伝道する。自身の独自性、独創性を主張する。特定の行動について誰かの承認を得る必要を見出さず、自分の解決策を自信満々で実装する。いかなる場所でも躊躇わずに力を行使する。誰かに反論された場合、怒りや苛立ちが募り、これは傍目にも明らかであることが多い。まず苛立ちに陥ってからでないと、言われた内容を理解できないことがある。自分で何かを成し遂げられなかった場合、またはその人物が権威を有しているように見える場合にのみ、他人の意見を聞く。これは存在を自分に証明する手段となるため、極端な状況を愛する。さらに、これにより行動に対して社会から承認を得ることが容易になる。最初に何かを実行し、後になって何を行ったのか理解する。行動、動作の人。いかなる犠牲を払っても「熊を倒すことができた—お前は男だ」という勝利、少なくとも対抗する価値観に傾く。

情報要素②

オーガスタによる情報要素の描写 私たちは生物および無生物オブジェクトの世界に生きている。前者は後者よりも複雑である。さらに、私たちの見解では、最初に形成される閉鎖系は、他の世界に抵抗しようとする、つまりある意味では、その特徴を複製しようとする。言い換えれば、彼らの身体と精神は、そのあらゆる複雑さにおいて外部の環境全体を反映する(ことができる)。生物は外部の現実に抵抗するが、無生物はそれに融合する。 次に、現実の外向的および内向的側面に関連する、(物理学由来の)「物体」と「場」の概念をオーガスタは紹介する。 物体の「直接的」な相互作用-または衝突-は、稀な現象である。天体が場を介して「遠距離」から相互作用するばかりに、宇宙空間における「大災害」は珍しい。生物も場を介して相互作用する。観察者の視点から見ると、生物の場は、あるオブジェクトと他のオブジェクト間のあらゆる相互関係の総和である。この相互作用を、個人の精神はあらゆる種類の内的感情として認識する。 各々の生命体は、周辺の環境から2種類の情報を受け取る。 -知覚を形成し、物体の性質と状態に関する情報を伝達する感覚/印象 -感情を形成し、場に関する情報を伝達する感覚/印象 人間の精神が知覚できる情報、およびその質量は、刺激を提供する環境、ならびに情報を受け取るシステムの性質、強度、発達、および訓練によって決定される。鋭敏な視力、聴力、または発達した嗅覚を持つ人は、外部の現実について詳しく知ることができる。 オーガスタは、場の役割を理解する重要性を強調している。 [*注:彼女が用いる感情という言葉は、倫理や精神機能としての「感情」と混同されるべきではない] ...人の感情-心理学の主題-は、この類似する場の現れに他ならない。人類の半数-すべての内向型-は、実際にはオブジェクトではなく、感情(オブジェクトとの関係)を指向している。 現実の8つの側面 精神の中で(これらの側面は)互いに明確に区別され、意識の程度も異なる。個人の使用方法は様々である。加えて、外向型においては物体に関する固有の知覚要素、内向型においては場に関する固有の知覚要素が主導的である。 これらは、オブジェクトと他のオブジェクトとの関係に関する4つの要素である。または—それらを関連付ける異なる4つの方法とも言える。オブジェクトが他のオブジェクトのコンテキ

価値のある機能:Fi

主導機能としてのFi:ESIとEII この人は非常に強固な愛情を持ち、感情や他者に対する態度に関して保守的であり、育んだ感情に忠実である。他者がこの評価に同意しない場合、非常に苛立つ。自分を欺いた人間を、心を入れ替えたとしても、永遠に嘘つきと見なす。これらの感情と評価が人生の中心部であるため、傍からはしばしばモラリストと見なされる。主導機能の産物は、外界には示されないことが多く、代わりに内部に保たれる。したがって、これが最も頻繁に起こるのは、何かがその価値観に障った時である。否定的な面はしばしば肯定的な面よりも際立って認識される。このため、そのような誤った印象を固持することがある。彼らにとって、物事は単に「良い」か「悪い」に分類されるものであり、何らかの一般的な言明を述べる以外には、何故そうであるかを明確に伝えることができないので、彼らの評価に異議を申し立てようとしても無意味である。以前に肯定的な関係が築かれた人の近くに留まろうとする。人々を「良い」と「悪い」に疑問の余地なく明確に分類する。「良い」人々は好かれ、「悪い」人々は軽蔑される。多くの場合、これは隠されているが、その人物が強い否定的な反応を引き起こした場合、彼らはそれを公然と表現することがある。大切に思う人々が周囲に十分に居ない場合、これは自分が存在しないことを意味するため、攻撃性を喚起される可能性がある。義務、名誉、尊厳、道徳などの概念-つまり、これらの概念に対する自身の認識に、極めて敏感である。このタイプにとって、自身の感情、気持ち、態度が重要であり、外部の公的なものには何の重要性も付与されないことがある。他者に対する態度は、特に低い評価から高い評価へ変化することは滅多にない。様々な感情と多彩なニュアンスを幅広く有す。自身の道徳規範から逸脱している人々に敏感である-それはまるで、この点で他者を絶えず制御し、気を配っているようである。ポジティブな感情は、「良し悪し」の予想と一致する行動によって、裏付けられるべきものである。社会において、彼らの倫理は個人的、主観的であり、規範として認められているものから大きく逸脱することがあるため、時に誤解される。しかし、このタイプは主観的な認識に深く固着しているので、唯一の解決策は、自身に同意して受け入れてくれる人を見つけることである。 創造機能としてのFi:SEEとIE

価値のある機能:Fe

主導機能としてのFe:EIEとESE 人と人との明白な関係、彼らの感情や気持ちを乗り越え、好意的な印象を与えたり、ポジティブな雰囲気を作り出すことができる。彼らの態度が変わらない限り、人々がお互いだけでなく自分自身とどのように関係しているかについて、保守的な評価を有し、これが苛立ちを引き起こすことがある。他者に酷い仕打ちをしたり、卑劣な動機から行動する人間を、断固として拒絶する。このタイプにとって、そのような人物は闘牛士の持つ赤布のようなものである。確信をもって共感している人々に愛着を持つ。人々に価値を実感させる術を知っている。人間関係は永続的なものとして認識され、人が変わっても考えを変えない。それは守られるべき領域である。「善」は「善」であり、「悪」は「悪」でなければならない。人が反対の行動を取り始めると、これに苛立たされる。したがって、事実が否定できなくなるまでは関係が変化していることを信じたくないし、その場合でも、他の誰かを責めようとすることがある。意図的に関係を悪化させることはない。複数の安定した関係と個人的な繋がりが、人格の基礎を形成する。一人で時間を過ごすことはできない。仲良くできる人がおらず、誰にも必要とされない場合、死んだも同然である。周囲の世界は善良で、親切かつ愛情深く、思いやりのあるものでなければならない。時に、「互いを愛する」という原則を説く宗派の中に、居場所を求めることがある。他者の望ましい性質を獲得できない場合、これは怒りや劣等感を引き起こす。行動規範として、そのような物事について熱狂的である可能性があり、特定状況下の人々は、このタイプを苛立たせる可能性がある状況から逸脱する、適切な感覚を示すべきである。衆目を求める。どんな状況も、主に人間関係が組み込まれている。 創造機能としてのFe:IEIとSEI 熟練した心理学者であり、他者の感情を極めて微細に認識して操作する。好かれることを志向しており、これに自らの目的を見出す。多くの場合、交流を必要とする寡黙な人物を好み、彼らに「光」を当てる。常に倫理的な創造プロセスに関与しており、誰かとの関係を改善する為だけに、何かを約束することができる。好意的な印象を与え、「良い関係」を作り出すことができる人がいる場合、一人で過ごすことは滅多にない。自身を宣伝して、グループや誰かとの会話で、適切な雰囲気

価値のある機能:Ti

主導機能としてのTi:LIIとLSI 何かに対する自身の理解、思考、論理と概念に非常に執着し、これらに自信がある上に保守的である。これによって「生きている」ので、それ以外の見解で説得することは不可能だが、自身の見解を必ずしも他者と共有するわけではない。自らの理解が事実と一致しない場合、時に事実を価値の低いものと判断する。この見解を批判しようとすると、摩擦が生じる。論理的に理由をわかっていても、この状況で自身の洞察を擁護したくない。「理解できる人間は理解できる。できない人間は仕方がない」。したがって、このタイプは自らの論理的判断を受け入れ、それらに異議を唱えようとしない人々に囲まれていることが多い。考えを変えるのに多大な困難を伴い、また間違いを省みるには時間を要する。自身が理解するように万事が収束することを好む。これが実現できない場合、苛立ちを感じる。このため、確かな論拠を用いずに、このタイプを説得することはできない。何かに確信が持てない場合、新しい情報にしばしば懐疑的である。「はい」と言う前に、全てを注意深く検討する必要がある。このタイプの思考は、土台のようなものである-それは堅固で、どんな状況でも「頼る」ことができるものなので、この問題ではいかなるリスクも許されない。他者の見解をすぐに承認することを、このタイプに要求することは難しい。概して、まず全てを理解しようと努めてから、ようやく自分で受け入れようとする。もし理解できない事があれば、素直に受け入れることは難しいので、新しい情報の習得は緩慢に進行する。したがって、問題が極めて単純なものであっても、それを利用する前に学ぶことに長時間を費やすことがある。 創造機能としてのTi:ILEとSLE 優れた教師または指導者として、長く詳細で創造的な説明を提供することを好む。「誰もが完璧に理解していることを100%確信できるまで、耳を傾けてもらえる限り、説明し続けます」。質問されると、何時間も答えを喋り続けることがある。時には、何かについての見解を話すためだけに、相手を探す(直接的に伝えない限り、このような状況から逃れることは難しい場合がある)。2番目の機能として外向的論理であるTeを使用すると、同様の例が観察できるが、ここでは事実を提供することではなく、理解を得ることを重視している。このため、このタイプの説明は、ま

価値のある機能:Te

主導機能としてのTe:LSEとLIE このタイプは自分の知識に極めて自信がある。外部のルールや自身で考え出した「特権」によって生きている。外部の状況において、正しい「物事の規則」について自身の見解を課し、これ(誰が何をすべきかについての評価など)について保守的である。全てがあるべき場所に定まる必要がある。何かが動くと、それを元ある場所に戻したくなる。「私の領域」、「所有権」に関する強い概念を持つ。この領域を台無しにする人々は、このタイプを苛立たせる-誰もが正しい場所を知っているべきだ。この現状を変えることは望まない。なぜ物事はこのように行われるべきで、別の方法で行われるべきではないのか、と尋ねられると、これが疑問の余地なく正しい方法だからだと答える。まるで、自らが環境に創造したものに従って、生きているかのようである。これを変更することは、人格を変更する試みと見なされる。特定の法則を学ぶと、生涯を通じてそれに従う(2x2 = 4)。既存の秩序は維持されなければならない。それが新しいものに置き換わった場合、このタイプにとって最初は改悪に思える。自身の領域において秩序を回復することは、自己肯定に等しい。規則、物事の慣例に精通している。何かをやりたい場合は、どのように行動すべきか、どのような手順または一連の手続きを実行すべきか、どの書類を持ってどこに行けばよいか教えてくれる。何かを組み立てたり分解する方法を心得ており、それを実行する能力に自信がある。複雑なメカニズムを分解して、はんだごてと部品に何時間も費やすことができる。「世界に安定した不変のルールと秩序があれば、私は生きていけます。そうでなければ、居ても立ってもいられません」。自身の領域ではボスとして行動し、反対を容認しない。領域の概念がより広く描かれている場合、その支配は範囲内にいる誰にでも拡張されることがある。彼らの家は要塞である。このタイプに何かを説明しようとすると、遅かれ早かれ「わかった」と言い出し、話を遮る。これは理解することを志向していないためである。彼らは客観的現実の事実に興味がある-これらは理解されるべきものではなく、記憶され、学ばれ、評価され、そして実行されるべきものである。例えば、掃除機を組み立てたり分解する場合は、理解する必要はないが、その方法を覚えておく必要がある。客観的な世界観において事実が

情報要素①

ソシオニクスには「情報の側面」と「情報要素」という二つの概念が存在する。現実に存在する客観的な側面が「情報の側面」、それを主観的に知覚する精神の特性が「情報要素」となる。ソシオニクスにおいて、「情報要素」と「心理機能」は別のものである(MBTIについては MBTI:心理機能 を参照)。 各情報要素が知覚する対象は次のようになる。また、外向はオブジェクトそのものを、内向はオブジェクト同士の関係を知覚する。 ● →オブジェクトの外観と形状を知覚 ▲→オブジェクト内部の本質と構造を知覚 ■ →空間におけるオブジェクトの運動状態を知覚 →オブジェクト内部の運動状態を知覚 〇→オブジェクト内部の状況を知覚 △→時間を知覚 □ →空間におけるオブジェクトの位置関係を知覚 →オブジェクトの引力と反発力を知覚 以下は各研究者による情報要素の定義となる。 ① オーシュラ・オーガスタ ② リチク、フィリモノフ ③ グレンコ ■ :実用の論理( Te ) ①生物および無生物オブジェクトの身体活動、行動、行為に関する情報を知覚する 。進行している事態を理解する能力。物事の対処法を考え、合理的な行為と非合理的な行為を区別して、他者の仕事を管理する能力。この要素が主導する場合、自分や他者の仕事を計画し、プロセスの論理と矛盾を理解し、これに従って他者の業務や活動を調整する。最も合理的な行動を個人的に適用し、それを他者に伝える能力。 ②周囲の世界の認識、人々、行動を通して自身や他者の合理性を評価する。事実、行為、プロセスを分析する能力。論理的行為と非論理的行為を区別し、それらが適切か評価し、活動を最適化する能力。事実とパターンに関する情報を蓄積。外部の干渉に抵抗する方法を選択する能力。運動と空間の知覚。 ③収益性の高い行動の計算。仕事、利益、お金。自動化、活動への渇望。心理的には、運動の興奮状態、有用な活動への希求を引き起こす。作業能力が向上し、活力に満ちる。この状態はエネルギー消耗が激しいため、しばしば神経質かつ抑制に欠ける。仕事からの気晴らしは時間の浪費として認識される。 □ : 構造の論理( Ti ) ①距離感、重量、体積、価値、強度、品質など、 客観的な指標に基づき、あるオブジェクトを別のオブジェクトと比較