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情報要素②


オーガスタによる情報要素の描写

私たちは生物および無生物オブジェクトの世界に生きている。前者は後者よりも複雑である。さらに、私たちの見解では、最初に形成される閉鎖系は、他の世界に抵抗しようとする、つまりある意味では、その特徴を複製しようとする。言い換えれば、彼らの身体と精神は、そのあらゆる複雑さにおいて外部の環境全体を反映する(ことができる)。生物は外部の現実に抵抗するが、無生物はそれに融合する。

次に、現実の外向的および内向的側面に関連する、(物理学由来の)「物体」と「場」の概念をオーガスタは紹介する。

物体の「直接的」な相互作用-または衝突-は、稀な現象である。天体が場を介して「遠距離」から相互作用するばかりに、宇宙空間における「大災害」は珍しい。生物も場を介して相互作用する。観察者の視点から見ると、生物の場は、あるオブジェクトと他のオブジェクト間のあらゆる相互関係の総和である。この相互作用を、個人の精神はあらゆる種類の内的感情として認識する。

各々の生命体は、周辺の環境から2種類の情報を受け取る。

-知覚を形成し、物体の性質と状態に関する情報を伝達する感覚/印象
-感情を形成し、場に関する情報を伝達する感覚/印象

人間の精神が知覚できる情報、およびその質量は、刺激を提供する環境、ならびに情報を受け取るシステムの性質、強度、発達、および訓練によって決定される。鋭敏な視力、聴力、または発達した嗅覚を持つ人は、外部の現実について詳しく知ることができる。

オーガスタは、場の役割を理解する重要性を強調している。 [*注:彼女が用いる感情という言葉は、倫理や精神機能としての「感情」と混同されるべきではない]

...人の感情-心理学の主題-は、この類似する場の現れに他ならない。人類の半数-すべての内向型-は、実際にはオブジェクトではなく、感情(オブジェクトとの関係)を指向している。

現実の8つの側面

精神の中で(これらの側面は)互いに明確に区別され、意識の程度も異なる。個人の使用方法は様々である。加えて、外向型においては物体に関する固有の知覚要素、内向型においては場に関する固有の知覚要素が主導的である。

これらは、オブジェクトと他のオブジェクトとの関係に関する4つの要素である。または—それらを関連付ける異なる4つの方法とも言える。オブジェクトが他のオブジェクトのコンテキストにどのように適合するかは、これらの4つの関係によって定義される。

要約すると、内向的直観(時間)と内向的感覚(内部状態)は、プロセス(進行中のオブジェクト)間の相互作用に関する2つの形態であり、内向的倫理(オブジェクトの魅力)と内向的論理(空間におけるオブジェクトの位置に関する認識)は、オブジェクト間の相互作用に関する2つの形態である。前者の2つをユングにならって不合理な要素、後者を合理的な要素と呼ぶ。

主要な知覚機能は、知性のタイプを定義する。これは、一度学習または経験した全てのものを、特定の側面を通じて、再構築する能力を意味するためである。ここでは、知覚の要素と、それらを主要な機能として有す人々の特性について、より詳細に説明する。便宜上、オーガスタはこれらの要素をそれぞれ「黒」と「白」、あるいは物体(オブジェクト)と場の特性と呼ぶ。

情報要素の理論的性質

ソシオニクスにおいて最も基本的な概念の1つは、情報要素、または現実の側面という着想である。現実は、異なる程度の明瞭さと精度によって、異なる個人が知覚するカテゴリーに分割できる。これらの情報要素は、ユングの8つの精神機能に対応するが、新たな意味が付与されている。現実の様々な側面を認識する8つの考え得る「主導機能」が存在する場合、現実はこれら8つの異なる側面の観点から説明することができる。これは、ソシオニクスの発展における重要な一歩であり、ここから他の全てに繋がった。ソシオニクスは、情報要素(外部現実の側面)と精神機能(精神のソシオニクスモデルにおける位置)を区別する。

ソシオニクス創設者であるオーガスタと彼女の同士は、現実を物体と場(オブジェクト間の相互関係)、静的と動的(静止と運動)、および内部と外部という性質で構成されたものと見なした。8つの情報要素を、最大限に抽象的かつ可能な限り単純化した説明を以下に示す(各々に付与された記号を使用)。

 ▲Ne、外向的直観=オブジェクト内部の静的な側面
 ●Se、外向的感覚=オブジェクト外部の静的な側面
 ■Te、外向的論理=オブジェクト外部の動的な側面
Fe、外向的倫理=オブジェクト内部の動的な側面
 △Ni、内向的直観=場の内部の動的な側面
 〇Si、内向的感覚=場の外部の動的な側面
 □Ti、内向的論理=場の外部の静的な側面
Fi、内向的倫理=場の内部の静的な側面

物体:対象者(観察者)から離れて観察、研究、議論できるもの。
場:対象を通して感情によって知覚され、対象者から離れて研究することができないもの。

これらの説明は、ソシオニクスにおける他の多くの論理的変形と同様に、おそらく最も抽象的なレベルでのみ有用である。8つの情報要素が、容易に定量化できるカテゴリーを超えた、現実の「深遠」な特性であることがわかる。以下は、情報要素の更に詳細な説明と、それらが人間の知覚に変換される方法である。

要素の概要シンボル要素の名称定義描写
静的、非合理的な要素
(静止した物体)
Ne機会の直観オブジェクト内部の本質オブジェクトの潜在能力:固有の可能性、目的、能力、才能、本質、価値
オブジェクトとその動きの特性-外向的要素
Se意志の感覚オブジェクト外部の状況オブジェクトの外的特徴:形状、強度、パワー、即応性、意志力、動員力、空間における配置
動的、合理的な要素
(動作する物体)
Te実用の論理オブジェクト外部の活動オブジェクトの外的活動:イベント(何を、どのように、どこで)、活動、行動、アルゴリズム
Fe感情の倫理オブジェクト内部の活動オブジェクトの内的活動:内部プロセス、ムード、感情的活動と刺激、感情的な意味
動的、非合理的な要素
(動作する場)
Ni時間の直観場の抽象的なプロセス時間と空間に区切られたプロセス間の漠然とした繋がり:いつ物事が起こるかの感覚、イベントのパターン、プロセスの抽象的な表現
場(オブジェクト間の関係)とその動きの特性-内向的要素
Si経験の感覚場の具体的なプロセスある場所と時間で進行しているプロセス間の具体的な繋がり:イベントがどのように内部に影響を与えるか、感覚、物理的に体験するもの
静的、合理的な要素
(静止した場)
Ti構造の論理場の客観的な状況オブジェクト間の論理的な関係:規則と分類のシステム、階層、計量的な性質の比較、論理的判断
Fi関係の倫理場の主観的な状況オブジェクト間の主観的な関係:魅力と反発、好意と嫌悪、要求と拒否、モラル、主観的な判断

精神のソシオニクスモデルには、全8つの情報要素に対して8つの精神機能がある。言い換えれば、8種類の情報すべてがあらゆるタイプに認識されるが、明確性と客観性の程度は異なる。これは、精神のソシオニクスモデルにおける各情報要素の位置、すなわち、どの機能がどの情報要素に関連するかによって反映される。これは、タイプごとに4機能のみ言及するユング類型学およびMBTIシステムに対する改善点である。各タイプモデルに8つの機能すべてが存在するということは、個人の知覚範囲が「物体」または「場」だけに限定されず、現実の各側面を含むことを意味する。例えば、各タイプの「自我ブロック」-または「自己実現ブロック」-は、1つの外向要素と1つの内向要素で構成される。

そうは言っても、知覚は主導機能によって支配されており、それが多くの人格の基盤となる。主導機能は、開発する為に殆ど労力を必要としないため、逆説的に当たり前の事と見なされ、個人によって特に尊重されていない。主導機能によって、ますます複雑なタスクを実行することによってのみ、その価値を認識し、それを使用することで満足することができる。

8つの情報要素の具体的な内容は、これらの要素を主導機能として持つ人々を研究することによって、最大限に理解することができる。各情報要素は、2つのタイプにおける主導機能である。例えば、SeはSEEとSLE両者の主導機能である(感覚・倫理・外向と感覚・論理・外向)。

出典:https://www.the16types.info/vbulletin/content.php/73-Socionics-Information-Elements-Primer

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