Ti-LSI
Description by V. Meged and A.Ovcharov
サブタイプTiは、自信があり、冷静かつ抑制的な上、正確で頑固である。時に傲慢に見えることがある。十分に親切で、容易に動揺せず、感情的にならない。非常に礼儀正しく会話の細部に気を配り、万事を詳細かつ明確に述べることを好むが、他の人々にとって重要ではない細部に過度に拘ることがある。性急ではなく、緩慢でさえある。質問に対して、包括的で徹底した情報を受け取ることを望む。曖昧さを嫌う。内面的には、非常に落ち着いている。気力と忍耐力を失うことはない。支援を必要としている人々を励まそうとする。会話相手の存在を無視しているような、まっすぐで静止した眼差しを持つ。動きは堂々としているが、ぎこちない。歩行の際は、床に足を引きずる傾向がある。方向転換する時は、体全体でそうするので、時に首全体が肩に固定されているかのように見える。顔の向きを変えることは好まない。
困難な状況から抜け出す方法を見つけることができる、冷静な現実主義者。ストイックで、不平を言わずに困難を克服する。過度に先走ることを嫌い、辛抱強く結果を待つことができる。立場を変えるように説得することは難しい。重要だと見なす事柄に関して妥協しない。即興を好まないので、事前に万全を期して準備することを好む。変化や不安定性を不快に感じる。やや矛盾し、内面では疑念にとらわれるが、最終的には内的な動揺のせいで主な方向性を見失うことはない。あらゆる障害を一貫して永続的に克服する方法を心得ている。知識を実践に取り入れることを好む。どんな状況も安定させようとする。勇気と精神力を失うことなく、大胆さをもって不運や逆境を乗り越える。
人に対処する際の柔軟性に乏しく、個人の能力を考慮に入れることが不十分である。感情を信頼できるか確信できないので、軽佻浮薄な人間を信用しない。親密な人間の欠点に寛容で、彼らのために信頼できる支援者として機能する。人との交流にすぐに疲労する。孤独耐性が極めて高い。節度があり、目立たない。個人的な関係や感情よりも、客観的な問題を重視する。通常、自身の経験を部外者と容易に共有しない秘密主義者である。空腹、恐怖、痛みなど、何を感じているか表現しない。自分の問題で他者に負担をかけないようにする。極端な場合にのみ、親しい人の助けを借りる。
全てにおいて正確性と具体性を愛する。活動と決定において着実な完璧主義者。タスクを実行する際には、慎重かつ徹底的である。他者の怠慢や無責任に耐えられない。割り当てられた仕事は最後まで遂行する。公式な情報源のみを信頼する。範囲の狭い問題の優れた研究者。些末なものを見落としたり見失うことなく、あらゆる詳細を掘り下げて調査する。記録を正確に維持し、事実を明確にすることを好み、通常は自身に通知される規制について助言を求めた人に、迅速に情報を提供する。管理的な立場において、明確な作業計画、規則、秩序を確立することができる。部下としては、ほとんどの場合、指揮系統に忠実である。極めて実践的かつ実直な上に、義務感を有す。自身にも他者にも厳しい要求を課す。極端な行動に走ったり、錯覚に陥らないように、公平かつ合理的であろうとする。
家庭では控えめで気取らない。見解や習慣は保守的になる傾向がある。仕事が興味深く刺激的であるとわかった場合、個人的なニーズを無視して優先度を与え、仕事に主な目的を見出すことがある。思いやりがあり、友好的な仲間であり、辛抱強く話に耳を傾け、役立つ助言をする術を知っている。
Description by V. Gulenko
すべてのタイプの中で最も合理的な論理型。極めて建設的。組織階層に向かって努力し、周囲の人々すべてを過度に組織化することがある。自身の仕事に細心の注意を払い、あらゆる物事を完成させる。詳細を見逃さない。混沌や混乱を許容しない。ほとんど活動性を示さず、人生における変化に乏しい。外見は厳しく、冷静で、落ち着いており、抑制されているように見える。仕事の状況では、親密な人にも形式ばっており、軍隊式の態度さえ示す。服装は保守的で厳めしいことが多く、暗い色調を帯び、制服に似ている。
Se-LSI
Description by V.Meged and A. Ovcharov
サブタイプSeは、サブタイプTiよりも行動に落ち着きがなく、内面は感情的に見える。幾らかは抑制されているように見えるかもしれないが、自身の見解において頑迷かつ強情であり、意見が尊重されない場合は紛争に突入することになる。態度は自制的で、人間味を欠いている。反対意見や長々とした説明を嫌う。多くの場合、他者を助けたり、間違いを指摘するために人々の行動を監視する。憤慨して、叱責を投げかけることもあれば、独力でタスクを完了するか、他人が上手くやれるように手助けしようとすることもある。カッとなると、極度に辛辣な専制主義者になることがある。時には状況を取り繕おうとして、優しく魅力的に微笑む。まるで「地団太」を踏むかのように、地に足を押し付けて速足で歩く。十分に調整された活動的な印象を作る。保守的な装いだが、審美的に快適で洗練された外観を目指す。会話において、パートナーに近づこうとするが、直接的な接触はしない。度を越えて繊細だったり、愛情深く寛容な扱いをする傾向はない。
自身の目標を達成することに固執する。極端な状況において迅速に順応し、特筆すべき意志、忍耐力、実用的な機知を示す。様々な状況で精力的かつ頑固にプロジェクトやビジネスの利益を守ることができる。大抵、事実と経験に基づく自身の意見に自信を持っている。時に過剰な頑固さと気難しさを示す。異議を唱えられたり、他者に意志や働き方を押し付けられることを嫌う。知識欲があり、役立つ情報を蓄積する。多くの場合、道徳、芸術、法律の分野に関心を持っている。立場や考え方を改めることは非常に難しいため、斬新で異なる視点には不信と疑念をもって注意を向ける。
指導的立場にある場合、圧力をかけて部下を誠実に働かせることができる。命令口調で指示を与え、「手綱を締める」傾向がある。また、命令が実行されたかどうかを確認する。自身の論拠が考慮されないと、激昂して実行すべき事柄を全て他者に強制しようとする場合がある。確立された規制への違反を内面では承認しない。評価と判断は、その実装中に克服された困難と課題によって機能する。個々の能力や状況を考慮せずに、万人に同じ要件を適用する。
時々、内面の緊張を和らげるために感情的な解放を必要とする。そのような場合、感情を隠さず、パートナーから誠実に対応されることを期待する。内面のバランスをとることに困難を感じる。時に自制心を失い、感情的な爆発によって以前に確立された関係を損なうことがある。見解や意見の率直さと妥協なき態度のために、他の人々と安定して友好的な関係を常に維持することはできない。それにもかかわらず、感情的および肉体的なレベル共に、通常は相当に頑健で我慢強い。
自身の感情や個人的な事柄について話すことは滅多にない。そうする場合、そのような主題について極少数の人々に話す。礼儀正しさに欠ける場合を除き、他者の個人的な生活を深く掘り下げることはない。困難な瞬間に他の人々を助けることを、自身の義務と見なす。そのような場合、注意力と共感を示し、必要とされる奉仕を行おうとする。他の人々とどのような関係にあるか判別する力に乏しい。このため、彼らの誠実さを疑うか、逆に、愛されたいという自身の願望を実際の愛と誤認することがある。正当な理由なく疑念が芽生えやすい。
勤勉で、他の人々よりも上手く処理できると見なすと、多くの仕事や雑用を引き受ける。愛する人の世話をすることに専念し、その幸福に責任を感じて無私無欲で尽くす。家庭に必要なものは何でも提供しようとする。清潔さと秩序を監督する。外観と日常生活において審美性を求めようとする。快適さを作り出す傾向があるが、贅沢を嫌う。他人が許可なく所持品に触れたり何かをすると苛立つ。
Description by V. Gulenko
気性が激しく衝動的。他者に要求するのと同じ秩序と組織に、常に従うとは限らない。その一方で、この秩序を乱す人々を批判する。礼儀正しく、距離を置いてコミュニケーションするように見えるが、近づくと不寛容であることがわかる。挑発された場合、攻撃的に対応することがある。統率力に向けて努力するが、小規模なグループの管理に最適である。外見上は強靭に見える。男性の代表者は顔ひげがあることが多く、自由なスタイルの服装を好む。
出典:LSI subtypes
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