スキップしてメイン コンテンツに移動

小グループ

小グループ

小グループにおけるデータ

特定の状況における人の行動は、いくつかの要因に依存する可能性がある。性格の個々の特性、情報代謝の種類、状況の特定の要因など。しかし、それはその人が現在いる小グループのタイプ間の特徴に大きく依存する。

ソシオニクスは、グループの紛争を引き起こしている領域や紛争そのものを予測することに役立つ。特定のグループの関係マトリックスを作成し、潜在的に危険な関係を調べることができる。科学の価値は、その予測能力にある。システムが物事を予測できる場合、それは生きている生物であり機能している生物である。この意味で、ソシオニクスは知識の予言システムとして機能している。それは私たちの活動の心理的な負担を最小限に抑えることができる。同僚のグループを形成する時は、心理的コストを考慮する必要がある。

したがって、理論的には、タイプ間の関係スペクトルが異なる35種類の小さなグループ(4倍)が得られた(表18を参照)。それらのうちの15グループは対称関係のみのグループで、20グループは非対称(非対称関係)である。私たちは多くの観察を行ってきたので、グループはそのタイプ間の関係スペクトルに応じて特定の性質を取得することを、自信を持って言明することができる。これまでのところ、調査できるのはこれらのグループのほんの一部である。それらの大部分はまだ調査されていないが、この領域における研究は非常に重要であり、所定の特性を持つ小さなグループを形成する十分な機会を提供する。

クアドラ


このグループは、A.Augustinavičiūtčの作品[1、2、3]で詳細に説明されている。クアドラは、ソシオンを2つの基準に従って分割することによって取得される(例えば、それを「貴族主義-民主主義」と「客観主義-主観主義」に分割し、4つのクアドラを取得する)。「クアドラ」の全てのタイプには、小グループ内のタイプ間における特定の関係がある。各タイプは同じ不変のスペクトルを持っている。「クアドラ」における関係のスペクトルは、このグループの公式を構成すると言うことができる。「クアドラ」の公式は、活性化、鏡像、双対、同一である。「クアドラ」には他の関係はない。全てのメンバーは双対、活性化、鏡像を持っている。この意味で、グループは完全に対称的である。

「クアドラ」グループには次の性質がある。このグループでは、15の基準のうち3つが一致する。他の全ての基準は、相互に打ち消し合っているようである。「クアドラ」内の全てのタイプは、同じコミュニケーション手段によって特徴付けられる。それらの全ては民主主義または貴族主義のいずれかである。彼らは同じ世界観を共有している。それらは全て、判断において主観的または客観的である。ある場合には、人々は主観的な現実、つまり彼らの思い描いた世界を重視しており、他の場合には客観的な現実、事実、信頼できるデータを重視している。このスケールは「陽気-深刻」とも呼ばれる。主観主義の人は明るく、客観主義の人は真面目である。そして3番目の基準は、状況の完全性に対する態度、または発見された「性的プログラム」によってタイプを区別する。2つの異なる性的プログラムを見分けることが可能である。性交の過程から喜びを得ようとする8つのタイプ(内部状況の完全性)と、パートナーに喜びを与えることに焦点を当てている8つのタイプ(外部状況の完全性)がある。「クアドラ」では、この基準は全ての構成員において同様である。

これら3つの基準が一致するという事実は、特定の相乗効果、共通言語、いくつかの初期相互理解を生み出す。一緒に仕事をしたり、一緒に楽しんだりできる人々である。グループの利益が他の全てに勝る傾向があるかもしれないが、それは良いことではない。このグループはエネルギーを帯びており、このグループの人々は異なる能力を持っている。彼らはお互いをサポートして、称賛し合う。「クアドラ」は仕事とリラクゼーションの両方に最適な雰囲気を提供する。どちらの場合も楽しい経験である。一般的な仲間と「クアドラ」の間には明確な違いがある。私はどこかに紛争と無関係なグループがあるとは思わない。紛争はどこでも発生する可能性がある。双対はその傾向があり、それが「クアドラ」である。既存の殆どのグループとは異なり、「クアドラ」には共通の言語があり、そのメンバーは合意に達することができる。彼らは他のグループがどこから来ているのかを理解している。グループに同様の言語がない場合、特定の主題について合意に達することは困難である。したがって、対立は避けられなくなる。それらは予期せず発生し、時にはそれがどこに辿り着くかを決定することは、完全に不可能である。

別のスケールを選択すると、ソシオンの別の分割が得られた結果、他のタイプのグループ、グループ内の他の関係スペクトルが得られる。例えば、「論理-倫理」および「感覚-直感」の尺度を考えてみよう。その結果、4つの非常によく知られ説明されている4つの要素を得られる。これらの4人組は「クラブ」と呼ばれている。

グループの式を変更すると、性質と特性が異なる新しいオブジェクトが取得される。ここでは物理学については触れていないが、化学には既に取り組んでいる。式を使用して、所定の特性を持つ社会的オブジェクトを設計できる。そして、私たちは今すぐグループの目的と用途を特定することができる。

クラブ


「クラブ」の式は次のとおりである:N、M、qID(中和[消火]、鏡像、準同一)。「クラブ」は、物事について話し合うのに適した場所である。タイプは非常に異なっており、絶対的に異なる次元に住んでいるため、集まると全体像を捉えることができる。このグループはブレーンストーミングが得意である。誰もが自分のやり方で問題を認識している。したがって、議論は実りが多く、成功につながる可能性がある。ただし、このグループは共同の肉体労働には適していない。この分野で共同作業を行おうとすると失敗する傾向がある。一人は衝動的で、もう一人は厳しいスケジュールに従ってのみ機能する。さらにもう一人は「夕暮れから夜明けまで」、四人目は「夜明けから夕暮れまで」といった具合どである。彼らは同意しない。このグループには協同する力がないが、会話には多くのエネルギーがある。

4つの「クラブ」グループが識別される場合がある。

直感的で論理的な「クラブ」:これは理論家クラブである。ILE、LII、LIE、およびILIがそれを形成する [研究者、またはNT]。
芸術家:IEE、EIE、EII、およびIEI。これは直感-倫理クラブである[人道主義者、またはNF]。
ビジネス・クラブ:SEE、SEI、ESE、およびESI。感覚-倫理クラブ [ソーシャル、またはSF]。
テクノクラティック・クラブ:SLE、LSE、LSI、およびSLI。これは論理-感覚クラブである [実用主義者、またはST]。

すべての「クラブ」には、同じ関係式がある。消火、準同一、および鏡像である。しかし、各グループの性格は異なる。それは本質的にクアドラの性格とは異なる。例えば、エネルギーレベルや他の多くのパラメータが異なる。

これらの「クラブ」はよく研究されている。各「クラブ」には固有の性質がある。各「クラブ」(クアドラとは異なる)には全てのIM要素がある。

少し初めに戻ってみよう。ソシオンを「クラブ」に分割し、基準XとYを見てみる。どのようなZ基準を取得するだろう?どの基準の意味論に対応しているか?一方の極性には感覚的な倫理と直感的な論理があり、もう一方の極性には直感的な倫理と感覚的な論理がある。この基準に対応する二分法は何か?この観察によって得られる3番目の基準は、「貴族主義-民主主義」スケールである。次のように言うこともできる。「貴族主義-民主主義」と「感覚-直感」の2つのスケールを取り、同じ種類の「クラブ」、つまりソシオンの同じ分割を受け取る。そんなマインドゲームに興味がある人は検討してみるといい。

興味深いことに、ソシオンの二分法の基準に関する研究が発表されるずっと前(1986年)に、「貴族主義-民主主義」のスケールが現れた。これはA.Augustinavičiūtworkの作品「The Dual Nature of Man」(1983)で詳細に説明されている。つまり、まず最初に基準自体が発見され、その後に理論的根拠が与えられた。

スクエア(またはリラクゼーション・グループ)


このグループのメンバーは一緒に腰かけるだけで十分であり、彼らはすぐにリラックスして幸せになる。紹介、提案、リラックスできる音楽は必要ない。リラクゼーションは自然に発生する。このタイプのグループは、ストレス解消、自立訓練、瞑想などのセッションに適している。「スクエア」は、メンバーが素早く円滑にトランスに入るのに役立つ。

①ILE、SEI、SLI、およびIEE。
②LSE、EII、ESE、およびLII。
③LIE、ESI、LSI、およびEIE。
④SLE、IEI、ILI、およびSEE。

このグループの式は、B、sID、K [双対、準双対、同族]である(タブ20を参照)。この公式がそのような結果をもたらす理由は誰にもわからない。それは事実である。これらの人々が集まると、結果はリラクゼーション、以上である。これらのグループには他にも注目すべき特性が存在する可能性があるが、まだ調査する機会がない。

ブロッキング(抑圧グループ)


ここに別の関係セットがある:S、N、D [超自我、消火、双対]。表面的な兆候から判断すると、この集会がメンバーに及ぼす影響は、「スクエア」の効果に似ている。ただし、トランス状態にはならない。タスクが与えられても、彼らは何もしない。「久しぶり。結果は?」 –「ああ、何もしなくても大丈夫…」。彼らはお互いに交わり合う動機を持たない。彼らが一緒にいると、全員が無責任になる。グループは、休暇だけで過ごすのに適している。ここでは身体的、精神的、感情的な活動の大幅な減少を観察できる。

①ILE、ILI、SEE、およびSEI。
②LSE、LSI、EIE、およびEII。
③LIE、LII、ESI、およびESE。
④SLE、IEI、SLI、およびIEE。

ブーケ


これは、メンバーの健康への影響という観点から、特に興味深いグループである。特定のタイプの人々は特定の病気になりやすい。ここには4種類のグループがあり、それぞれに特有の「病気の花束」がある。

①ILE、IEE、SLE、およびSEE【Ep気質】
②ESI、EII、LII、およびLSI 【Ij気質]
③LSE、LIE、ESE、およびEIE【Ej気質】
④ILI、SLI、SEI、およびIEI【Ip気質】


これらのグループを発見した時に、現代の病院は管理が不十分であるという結論に達した。実際、病院は2つの機能を実行する。つまり、医療施設とホテルの機能である。人々は治療を受けると、一定期間そこに居住する。同じクアドラの人々を同室にまとめる方が理にかなっている。クアドラは追加のエネルギーを生み出し、そのメンバーをサポートする。実際には、患者は診断に従って病棟に配置される。つまり、基本的には「ブーケ」に配置される。これは彼らの状態のさらなる悪化を助長する。彼らの弱点は互いに共鳴する。私たちはロシアのセストロレツクにあるリハビリセンターでフィールド調査を行った。患者は通常1か月の治療を受ける。実験中、患者はクアドラに従って病棟に配置されたため、彼らの回復は早まり、客観的に良好な健康状態で1か月以内に退院する準備ができた。残念ながら、有益な効果があるにもかかわらず、この実験をロシアの他の病院に拡大することはできなかった。実験の効果は明ら​​かだった。同様の興味深い発見はソシオニクスにおいて一般的である。

健康グループ


このグループのメンバーは、お互いに追加のエネルギーを提供する。一緒にいる1〜5時間で、グループのすべてのメンバーが健康状態の改善、血圧、脈拍などの客観的パラメーターの正常化を経験する(このグループは、消火、幻想、および同族関係で構成されている)。

①ILE、IEE、IEI、およびILI。
②SEE、SLE、SEI、およびSLI。
③EII、ESI、EIE、およびESE。
④LSE、LIE、LII、およびLSI。

社会秩序のリング


このグループには、コントローラー[監督者]、サーバント[被監督者]、および超自我の3つのタイプ関係が存在する。3種類の関係はすべて困難である。すべてのメンバーは、コントローラーとサーバントを有している。このグループの雰囲気は相当に緊張している。人々は共同では何もできない。お茶を飲むような単純なことでも、耐えられなくなる。人々は頭痛を抱え、緊張が高まり、誰もがどこか別の場所にいたいと思い始める。これらの現象は全て、リングが完成した時にのみ発生することに注意したい。そうでない場合、グループの[3]人のメンバーの環境はある程度まで許容できる。しかし、4人目のメンバーが部屋に足を踏み入れ、リングが完成するとすぐに、物事は崩壊し始める。一緒に約15分間過ごした後、このグループのメンバーはますます不安になり、緊張する。

ILE、LSI、SEE、およびEIIのグループを例にとると、それぞれにコントローラー、サーバント、および超自我パートナーがいる。このグループには他の関係はない。彼らは一緒にプロジェクトに取り組むことができないだけでなく、10分以上同じ部屋にいることさえできない。彼らはお互いに一対一で話すことはできるが、一堂に会するのは恐るべきことである…

正確に何が起こっているのかを知るのは難しいが、深刻で非常に不愉快な崩壊の予感がある。

かつて我々は分析のための問題を提示された。会社のオフィスにおける交渉中に、参加者の1人が突然立ち上がって部屋から飛び出し、外に走り出すと、意識を取り戻すまで靴を脱いで雪の中を歩き回った。交渉室で誤って社会的制御のリングが形成されたことが判明した。仕事の状況による深刻な感情的な緊張と相まって、それは労働者の一人に神経衰弱をもたらす。

「社会制御のリング」グループで作業する時は、問題を引き起こすのは人々ではなく、タイプ間の負の関係であることを覚えておくことが重要である。ここで最も重要なのは、トラブルを回避する方法が存在することである。グループは別の環境に移動するか、タイプ間の関係を変更するために一部のタイプを排除または置換できる。

出典:https://www.the16types.info/vbulletin/content.php/220

コメント

このブログの人気の投稿

MBTI:タイプの関係

日本では何故かソシオニクスしかタイプの関係を扱っていないことになっている(?)が、MBTIでもタイプの関係については言及されている。「タイプの関係(相性)」は誰でも思いつくテーマなので当然だが、MBTIの関係論については、あまり有名ではない。理論的にはそこまで緻密なものではないが、参考までに紹介する(メインで取り上げるカーシーについては この記事 を参照)。 初期のカーシーは、真逆のタイプ同士の相性が最も優れていると考えていた。人は自分にないものに惹かれる。つまり、INTPとESFJが互いに惹きつけ合う。ただ、その後の観察から、カーシーは考えを変えたらしい。多くの結婚生活を観察した結果、SJとSP、NFとNTの組み合わせが最も多いことがわかった。どちらの組み合わせも、コミュニケーションの好みは一致している一方、目標を達成する手段は異なる。例えば、SJとSPは共に具体的な対象について話すことを好むが、SJは協調して行動するのに対し、SPは実利を重視して行動する。逆の組み合わせ(SJとNF、SPとNT)では、この関係性は成立しない。このため、SとNの違いが重要とされる。 実はタイプの関係については、マイヤーズも言及している。375組の夫婦を調査したところ、夫婦の77%は二つ以上の指標が一致していた。特にSN指標が一致していることが、タイプを問わず重要だという。マイヤーズは異なるタイプ間の違いを理解するためにMBTIを作ったが、実際は自分に近いタイプを好むらしい。ユングによれば、人のシャドウによる行動は、その人物の行動と見なすべきではない。シャドウを額面通りに受け取らないことが、結婚生活を上手く送る秘訣になる。 話をカーシーに戻すと、彼の理論ではSN以外の指標が逆のカップルに、最も互換性がある。つまり、 ESTP x ISFJ 、 ESFP x I STJ 、 ESFJ x I STP 、 ESTJ x ISFP 、 ENTP x INFJ 、 ENFP x INTJ 、 ENFJ x INTP 、 ENTJ x INFP がベストカップルになる。以下に各々の気質ごとの関係性をまとめた。 <SP:職人> SPは異性と真剣な関係になりにくい。衝動的に人々に惹きつけられ、新たな関係を結ぶ。他の気質よりも外見に気を遣い、性的な経験にも積極的である。抽象的な刺激には心を動かさない...

トライタイプ

<トライタイプとは> 1995年の調査で、人はひとつだけでなく、好ましい順番で使用される三つのエニアグラムタイプを持つことが示された。これらの各タイプは三つのセンター、ヘッド(567)、ハート(234)、ガッツ(891)に存在する。 三つのタイプのうち、支配的なタイプは自我の優先する防衛戦略を表す。しかし、支配的なタイプの戦略が失敗すると、自我は残り二つのタイプの戦略を順番に利用する。支配的なタイプは常に統制者であるため、最終的に核となる戦略に立ち戻る。 <調査方法> 初期の調査から明らかになったことは、質問票やコーチングの際にクライアントによって使用された語彙パターンが、一貫して三つのタイプを中心に自我の戦略を組織したことである。言い換えると、クライアントは個人的な心理経験をさらけ出す際に、三タイプの言語や語彙を利用した。 クライアントは支配的なタイプだけでなく、他の二タイプの核となる恐怖とも共感した。さらに重要なことに、多くの人々は支配的なタイプとラインやウイングで繋がっていないタイプの語を使用した。殆どの理論家は全ての言動が支配的なタイプ、ウイング、ラインに帰するものと考えていたが、クライアントは各センターにおけるタイプの語彙を何度も使用したため、これはトライタイプの発見において重要な特徴である。 語彙分類は質問票の単語選択を統計的に実証し、各タイプが母語、年齢、性別、教育、国籍や人種を問わず独自の語彙を使用するという仮説を確認するために使用される。さらに、支配的な本能型の言語と同様に、トライタイプを構成する3タイプの語彙を使用することも確認する。このため、タイピングは5つの段階を経る。1)質問票。2)エニアカードを用いたテスト。3)本能型のテスト。4)語彙分類。5)コーチング。 出典: https://www.katherinefauvre.com/tritype/ <ウイングとライン> 調査は人がウイングとライン(エニアグラム図で点同士を結ぶ線)を利用することを示したが、これらのウイングとラインは、個別に使用される戦略に留まらない。何故、メインタイプと関連のない根源的な恐怖、語彙、動機や望みが報告されたのか?トライタイプにウイングタイプや統合・退行ラインに沿ったタイプが含まれると、そのタイプが活用されることが極めて多い。 例えば、トライタイプに3と6を持つ...

MBTIとソシオニクスの違い:心理機能と情報要素

前回 はJ/Pの違いについて触れたが、MBTIとソシオニクスは4指標の定義、心理機能(情報要素)の定義においても異なっている。以下はWorld Socionics Societyが挙げた両者の違いとなる。 ①各指標が意味するもの ・MBTIのI / Eは「人と関わってエネルギーを得るか」だが、ソシオニクスではFに依存する。外向T型は交流をあまり必要とせず、内向F型は人と関わることを好む。 ・MBTIのN / SはN型のみが創造力・発想力に富むというバイアスがかかっており、S型は過小評価されている。ソシオニクスでは両者が得意とする領域で公平に取り扱われる。 ・MBTIのT / Fは「厳しさ・優しさ」を表すが、ソシオニクスでは競争心・攻撃性・厳しさはSeに依存する。よってソシオニクスにおけるSe優勢タイプの多くが、MBTIではT型になる。ソシオニクスのFは親切心・寛大さではなく、対人能力を表す。よってSe-Fタイプは社会的に優位に立つためFを利用する。 ・MBTIのJ / Pは「組織力・計画性の有無」を表すが、ソシオニクスではTに依存する。よって多くのF型がMBTIでPと判定される。ソシオニクスの合理・非合理は物事が「どうであるべきか(T / F)」「どうであるか(N / S)」というアプローチの取り方に焦点を当てる。EIE(ENFj)やEII(INFj)は計画性に欠ける可能性があるが、「自分の感情は正しい」「他人はこのように感じるべきだ」という明確な見解を持つタイプとなる。 ※なお、わかりやすくするために特徴を挙げたが、詳細は各指標に関する記事で確認して欲しい。 ②MBTIの認知機能とソシオニクスのIE ・MBTIのSe(現在を生きる、快楽を求める、美的感覚)=ソシオニクスのSi ・MBTIのSi(記憶、歴史、比較、時間感覚)=ソシオニクスのNi ・MBTIのSi(ルールを守る)=ソシオニクスのTi ・MBTIのTi(物事の仕組みを解明する)=ソシオニクスのTe ・MBTIのTe(権威、指揮、上下関係)=ソシオニクスのSe ・MBTIのFi(感情の状態)=ソシオニクスのFe ・MBTIのFe(人間関係、社会的に適切な態度)=ソシオニクスのFi ※ソシオニクスについては「 情報要素 」を参照。 ③グループ分け ・MBTI...