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二分法:戦術と戦略

戦術=Np, Sj 戦略=Nj, Sp 戦術: ILE、ESE、LSI、IEI、ILI、ESI、LSE、IEE ・戦術タイプは、現在の状況、直近の行動、実際的な選択に注意を向ける。つまり、これらのタイプは、この連鎖が導く可能性のある目標ではなく、方向性、一連の出来事に重点を置いている。 ・原則として、到達したい単一の「ポイント」、つまり目標を「固定」することはない。したがって、彼らが進んでいる方向は変化する傾向がある。 ・戦略タイプとは対照的に、常に現在のアクションを望ましい最終状態(「目標」)と比較する傾向はない。新しい目標は、現在のルートにどれだけうまく適合しているか(順守している方向にいかに目標が一致しているか)に従って評価される。 ・現在発生している出来事、または過去に発生した出来事(発生した、または発生した可能性があるもの)のあらゆる可能性、つまり異なるシナリオ、結果(発生する可能性と発生していただろう可能性)を同等に認識する。 ・意識的に目標を設定しない、または非常に稀にしか設定しない(状況によってプレッシャーがかかった場合)。遠大な(非常に長期的または包括的な)目標を設定することを避ける。「なぜ計画しなければいけないのか-いつでもその瞬間に生きる必要がある」。 ・戦術的なタイプは、ルート/経路を意識的に操作する。現在のイベントや行動(経路など)の様々なあり得るバリエーションを調べて比較し、何らかの基準(例えば、最適な効率)に従って配置する。 ・戦術タイプが具体的な目標に向けた行動を評価する場合、目標に到達すると、彼らは空虚感、喪失感を覚える。 ・語彙:戦術タイプの発話では、「方法」「手段」「メソッド」という言葉がよく使われる。自身の行動の目的について話すのではなく、他の概念に置き換える(「必要性」「夢」「興味」「タスク」など)。 戦略: SEI、LII、EIE、SLE、SEE、LIE、EII、SLI ・戦略タイプは、彼らが到達したい「ポイント」に注意を向ける。つまり、行動や出来事そのものではなく、行動の目標に集中する。 ・原則として、戦略タイプは方向性、つまり、目標に至る具体的な行動を確定しない。したがって、目標達成に向かって動く「軌跡」は変更可能である。 ・望ましい目的(目標)にどれだけ近づけるか、という観点から

EII:サブタイプ

Fi-EII Description by V.Meged and A. Ovcharov サブタイプFiは、礼儀正しく、控え目で、冷静に見える。通常、コミュニケーションにおいて一定の距離を保ち、時には冷たく、頑なで、無情な印象を与える。しかし、対話の過程で共感が芽生え、支援や手助けへの欲求を示すにつれて、この印象は徐々に消えていく。真面目で穏やかな、他人の幸せを祈る人物。非常に洞察力に富むが、控えめで滅多に自身の見解を共有しない。注意深く、機転が利く。冗談を言うのは苦手で、言いすぎることを恐れる。議論になった場合、意見をすり合わせるよりも静かに立ち去ることを選ぶ。非常に働き者で、細部に注意を払い、忍耐強く、勤勉。暴力と不正を容認しない。自身の信念を一貫して譲らない。快適さを作り出して、手作りの雑貨で家を飾ることができる。手を使って作業する術を知っている。自分の健康と外見に注意を払う。通常、身なりは小綺麗できちんとしている。滅多に笑顔を見せない。目つきは何かを監視しているようである。服装は地味だが趣味が良く、十分な資金がある場合には、洗練された工夫さえする。動きに淀みはないが、ぎこちない部分もある。歩行は早足かつ軽快、やや抑制的で、時にパタパタと音を立てる。背筋を伸ばして座り、会話では滅多に身振りを交えない。 人々の関係に対する関心が極めて高い。価値観を理解し、寛容に振る舞い、人間関係の調和のために妥協する能力がある。どんな人にも役に立ち、敏感に反応し、気配りしようとする。人をあるがままに受け入れる。弱さを許し、無理やり変えようとしない。公正と思いやりの原則を遵守しようとする。他者の信頼を得る素質を持つ。会話相手に辛抱強く耳を傾けることができる。他者の乱れた感情表現に対する理解に精通している。人を宥め、有用なアドバイスを与える。これが無益である場合、人が自ずと落ち着くまで忍耐強く待つ術を心得ている。自身の感情を口に出して確認する必要はない。言葉なくともすべてを理解している。共感と愛情は安定的に持続する。自身と他者の感情的な調和を大切にする。パートナーに完全に満足できない場合、ほとんど騒ぎ立てず関係を整理して別れを告げる。 自身の前に確固とした、連続的かつ永続的に設定した目標を達成し、その過程にある多くの困難を克服する。利益を防衛する場合、権威性と頑固さ

モデルA:ブロック

自我ブロック 自我ブロックは、TIMの中核を形成する社会的に実証的で創造的なブロックであり、通常は個人の自我、つまり内面の「私」に関連している。これは、意識的能力と個別性の領域であり、世界に対する意識的かつ積極的な観察と影響である。人は通常、自分の自我ブロック機能に最も自信があり、十分な情報を有し、精力的に活動する。このブロックでは、後悔、疑い、恥の感情を経験することは滅多になく、責任を転嫁したり他者を責めることもない。 自我ブロックは正確な自己評価を構成し、その能力に適正な社会認識を要求する。このブロック機能の活動は社会的に志向されている。人々は自身の経験を容易に共有し、自我ブロックから他者を助けようとする。このブロックの機能が「疲労」することは殆どないため、このブロックの機能に関連する活動によって、人は自由時間の大半を埋めることができる。多くの場合、人々は自我ブロックの機能に基づいて、活動と職業の主要な領域を選択する。 自我ブロックは、人が24〜25歳に達するまでに完全に形成されると考えられている。一部の研究者は、この観察がC. G.ユングの解釈「人生の前半は健全な自我を形成することに専念し、後半は深層を見つめ自我を手放す」と一致することに着目している。 [!]これはTIMの最も強力なブロックだが、その推定の正確性と正当性は、個人の経験、知識、および知性のレベルに強く影響される。自我ブロック機能が間違いを犯す可能性は十分にある。ただし、失敗したとしても、人はこのブロックについて深く恥じ入ったり、または力不足を感じることは滅多になく、大抵は迅速かつ容易に立ち直る。 自我ブロックの二つの機能、主導と創造は「タイプの定式」を構成すると言われている。これらは最も独立しており、信頼できる機能である。このブロックの活動は常に、未完成で終わりのない性質を帯びる。このブロックにおいて人は言う。「私は最も必要なことを知っています。変更や改善が必要な場合は、外部の助けが無くてもそれらを実装します」 ・有能な意思決定。コンピューターのように冷静に評価分析を行い、他のブロックより遥かに正確な決定を下す。 ・重要な情報を報告する。完全な情報を、合理的に自信を持って伝える。 ・何が、何故、どのように起こり、自他にどんな影響を及ぼすか理解する。 ・目標と達成手段の評価。

双対関係:IEI‐SLE

1. Se:主導機能(SLE)/暗示機能(IEI) 断固とした行動の必要性について、SLEは「主導」機能に関する意見を定期的に表明するが、これを即座に実行する必要はない。感覚的な「プログラム」の主な要件は、絶対に必要な場合にのみ力を加えることで、主目的を達成することである。SLEの戦略は、そのような影響力を発揮することができる個人を通じ、対抗勢力に及ぼされる二次的な圧力を以て、対立を堂々と宣言することである。IEIはこれらの「主導」的な意見に耳を傾け、全体として疑問を呈すべきではない。この側面についての説明は、少しずつ適切な形で行う必要がある。IEIは自身の環境内で、無意識のうちにそのような断固たる活動や意志力の顕現を探し求めるため、この種の批判は起こり得ない。IEIは、これと同じ機能について、様々な人々の能力、強みと弱み、進捗状況などに関する助言を、SLEに求める。この種の助言を受け取らないと、IEIはそれと知らずに自身の過酷な「計画」を促進することになる。 2. Ti:創造機能(SLE)/動員機能(IEI) 主導機能の目標に従って、SLEは定期的に人の再配置を成立させ、他者を遠ざけたり近くに置いたりする。ここで親密な人々を近づけることが多く、お気に入りを区別する傾向にある。IEIは、ほとんどの場合、物理的な空間内における人々の配置に注意を払っていない。IEIはこの側面を無視する傾向があり、誰かを自身で位置づけなければならない場合、居心地の悪さを感じる。このタイプは意識して人々を配置することができない。例えば、ホストとして、客人に席を割り当てようとしない。このような配置は、SLEによって定期的かつ意識的に実行される。そのような支援を受けないと、IEIの活力は衰える。 3. Ne:役割機能(SLE)/無視機能(IEI) SLEは周囲の現実に適応し、他者に注意を払って行動し、話に耳を傾けて問題に立ち入り、通常は誇りを持ってこれに取り組む。しかし同時に、ポジティブよりもネガティブな性質に気づく悲観的な傾向を持つ。SLEは、他者の弱点を直感的に認識して利用する。また、出来事の楽観的な結果をほとんど信じない。IEIは、様々な人々に注意を向ける方法とその目的についてSLEに助言を提供することで、この機能を管理および最適化する。そのような助言の概要は次のよ

二分法:貴族主義と民主主義

民主主義=アルファ、ガンマ 貴族主義=ベータ、デルタ 民主主義: LII、ESE、ILE、SEI、ESI、LIE、ILI、SEE ・民主主義は、主に個人的な資質によって自身を認識、区別する。他の人々を認識する場合、彼らの個人的な資質は同様に重要である(どの程度この個人と親しいか、興味深いか、楽しいか、または不愉快であるか。知性、アイデア、外観、趣味など)。このため、個人主義(「私は私」)は民主主義に固有のものである。 ・民主主義は、個人の特性(権威、知性、個人の業績など)に基づき、特定の個人に対する態度を形成する。民主主義は、特定の個人が持つ優位性を個人の資質から引き出して認識する。民主主義と他者との関係は、いずれかのグループに属することや、これらのグループにおける代表者との関係を基準としない。 ・民主主義のタイプは、交際する人々を特定の「仲間の輪」に属す代表としては、認識しない傾向にある。特定の「仲間の輪」は、この輪のメンバーに固有の特別な特性を有す。 ・民主主義は、特定の個人(例えば、「典型的な代表者」)が属す「グループの特徴」を一般化した表現を、使用しない傾向にある。 貴族主義: LSI、EIE、IEI、SLE、EII、LSE、SLI、IEE ・貴族主義は、集団の繋がりを通じて他の人々を認識、定義することが多い(グループへの区分は、ほぼあらゆる基準に基づいて行われる。専門性や理論、年齢や国籍、居住地、または居住している階層など)。例:「私は...の代表です」「この人はかくかくしかじかの者です…」。集団主義は、貴族主義のタイプに固有のものである。 ・他の人々に対する彼らの態度は、その人物が属すグループに対する彼らの態度に影響を受ける。貴族主義にとって、2つの対立するグループに同時に所属することは理解に苦しむ。「あなたは私たちに属すか、彼らに属して私たちと対立する」。 ・貴族主義はある特性によって「仲間の輪」を区別し、何らかの「特異性」を実現する。 ・発話において、貴族主義は「グループ」、「象徴的な代表」、「私たち」、「全員が同じです」などの表現を頻繁に用いる。 注記 1.簡潔に言うと、これらの各属性が有す本質は次のように表現できる。集団である「私たち」(貴族主義)または個人である「私」(

価値のある機能:Ti

主導機能としてのTi:LIIとLSI 何かに対する自身の理解、思考、論理と概念に非常に執着し、これらに自信がある上に保守的である。これによって「生きている」ので、それ以外の見解で説得することは不可能だが、自身の見解を必ずしも他者と共有するわけではない。自らの理解が事実と一致しない場合、時に事実を価値の低いものと判断する。この見解を批判しようとすると、摩擦が生じる。論理的に理由をわかっていても、この状況で自身の洞察を擁護したくない。「理解できる人間は理解できる。できない人間は仕方がない」。したがって、このタイプは自らの論理的判断を受け入れ、それらに異議を唱えようとしない人々に囲まれていることが多い。考えを変えるのに多大な困難を伴い、また間違いを省みるには時間を要する。自身が理解するように万事が収束することを好む。これが実現できない場合、苛立ちを感じる。このため、確かな論拠を用いずに、このタイプを説得することはできない。何かに確信が持てない場合、新しい情報にしばしば懐疑的である。「はい」と言う前に、全てを注意深く検討する必要がある。このタイプの思考は、土台のようなものである-それは堅固で、どんな状況でも「頼る」ことができるものなので、この問題ではいかなるリスクも許されない。他者の見解をすぐに承認することを、このタイプに要求することは難しい。概して、まず全てを理解しようと努めてから、ようやく自分で受け入れようとする。もし理解できない事があれば、素直に受け入れることは難しいので、新しい情報の習得は緩慢に進行する。したがって、問題が極めて単純なものであっても、それを利用する前に学ぶことに長時間を費やすことがある。 創造機能としてのTi:ILEとSLE 優れた教師または指導者として、長く詳細で創造的な説明を提供することを好む。「誰もが完璧に理解していることを100%確信できるまで、耳を傾けてもらえる限り、説明し続けます」。質問されると、何時間も答えを喋り続けることがある。時には、何かについての見解を話すためだけに、相手を探す(直接的に伝えない限り、このような状況から逃れることは難しい場合がある)。2番目の機能として外向的論理であるTeを使用すると、同様の例が観察できるが、ここでは事実を提供することではなく、理解を得ることを重視している。このため、このタイプの説明は、ま

クアドラの特徴

アルファ 最初のクアドラ、またはアルファ・クアドラは、ILE、SEI、LII、ESEの4つのソシオタイプで構成される。外界に対する知覚は、独特の軽快さ、開放性、機動性を特徴とする。彼らはどこからでも新鮮で興味深い情報を得ることを期待しており、常に様々な方向に駆り立てられる。彼らは肩の力を抜いたコミュニケーションを好む、とても愉快な人々である。生来の民主主義者であり、硬直や過剰規制を拒否する。これらのタイプは、完全に一つ所に留まることは殆どなく、人間的な活動のどんな分野にも簡単に移動できる。狭い専門領域の特化は彼らの仕事ではない。継続的な研究の最中には、新たな旋風の中心-将来の嵐の発生源になることがある。しかし、この嵐を広げるのは彼ら自身ではない。一見して最も「荒々しく」見えるのはLIIだが、実際の生活では柔和で迎合的な人物であり、公正な国家プロジェクトに取り組むことを夢見ている。 また、アルファ・クアドラには、その価値観と合致する社会的使命がある。その目的は、社会の発展に関する新たな概念の創造と普及である。手短に言うと、それは啓発と呼ばれることもある。このようなタイプが集まる場所では、新しい社会的、科学的、政治的な流行が常に発生して拡散され、将来的に歴史の流れを変えることがある。 アルファ・クアドラの代表が生きる心理的な「年齢」は、子供時代である。どのタイプも子供のような感性を持って行動することが多い-誠実、直接的で好奇心旺盛である。彼らはあらゆるものに疑問を抱くことができる。彼らの懐疑は最小限である。これらの「子供っぽい」習性は、生涯にわたって維持される。彼らの新しい視点への飽くなき渇望と、先入観のない単純な世界観から、この発展段階を年周期の最初の季節である春と比較することができる。春には新しい生命エネルギーが目覚め、誰もにこれを知らせる。春は希望と野心的な計画の時期であり、予定とは全く異なる形で実現する。 グループの行動 感情、感覚、知的な側面において、快適で楽しいグループの雰囲気を志向する。理想的なアルファグループの状況は、美味しい飲食を楽しみながら、想像力豊かなアイデア、映画、またはスポーツについて話し合い、気楽にジョークを交わすことである。個人的な体験の言述は大抵、冗談の形を取る。愉快な個人的経験が、「深刻」な経験よりも好まれる。地味で具