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双対関係:LSI-EIE

1. Ti:主導機能(LSI)/暗示機能(EIE) プロジェクトや知識分野を徹底的かつ確実に処理し、すべての側面を注意深く検討して、重要なイベントにしっかりと備える必要性に関して、LSIは定期的に「主導」機能の意見を生成する。EIEはこれらの意見に耳を傾け、総じて同意するが、同時にこの機能を調整することで、LSIは全般的な傾向や兆候に注意を払うようになり、細部で行き詰まることがなくなる。この補正情報は、指示ではなく依頼や助言の形式で、ごく一部だけ提供される。 2. Se:創造機能(LSI)/動員機能(EIE) 人々を前進させ、何かをするように強いる必要がある時、EIEは気まずさを感じる。LSIはこの責任を引き受け、時々このような方法で行動するが、節度を持って行う。そのような前向きな勢いを、EIEは定期的に感じる必要がある。そのような要求がなされない場合、実際の仕事における避けられない利益の損失によって、EIEの活力は衰える。同時に、EIEは多くの面倒な要求を口にして、用事を作り出す傾向がある。この傾向と、LSIの系統的かつ計画的な同方向への動きを統合すると、このペアの取り組みは最適に調整される。 3. Fi:役割機能(LSI)/無視機能(EIE) 適応に関するLSIの規範的な土台は、様々な親密な関係を獲得することである。この機能をEIEが口頭で調整し、注意深くなったり特定の人物から距離を置くように助言することで、最適な距離が実現される。LSIがそのような助言を無視したり提供されない場合、非常に慎重で疑い深くなる。なぜならLSIと良好な関係を築く人々は、論理的に想定するような振る舞いをしないことが多いためである。 4. Ne:脆弱機能(LSI)/実証機能(EIE) LSIは他者の潜在能力を常に適切に評価できるわけではない。特に悩みの種となるのは、予想や規範からの大いなる逸脱である。EIEはこの機能に関して批判したり、口頭で助言を述べることはないが、どんな状況でも脱出路をもたらす無意識の能力によってこれを援護し、イベントで悪影響が発生した場合には、LSIに予備計画を提供する。この機能に関する支援が、特定の行動ではなく言葉で提供された場合、目標への到達ではなく鬱状態に繋がる。 5. Fe:暗示機能(LSI)/主導機能(EIE) 内面の感情を蓄

サブタイプ:活性と不活性

導入 ソシオニクスのコンサルタントに関する実務経験は、異なるタイプ間だけでなく、同じタイプの代表者間でも、外的特性や行動の特殊性にある特定パターンに留意し、追究する機会を得た。これらの違いは、外見、行動様式、会話スタイルにまで及ぶ。彼らのばらつきは大きいが、同じタイプの代表間の違いとして、2つの主な傾向を特筆することができる。一部は積極的で、主導権を握り、自信があるように見えるが(能動的な気質の代表-多血質と胆汁質)、不活性で、受動的かつ、優柔不断に見える(受動的な気質の代表-憂鬱質と粘液質)者もいる。 ここで疑問が生じる。これらの気質はEIMモデル機能の詳述に、どのように関連しているだろうか? [注:「EIM」の頭字語はエネルギー情報代謝を表す]。これを推測することは難しくない。循環モデル「A」では、4つの水平ブロックに加えて、2つの垂直ブロックもある。左側の垂直ブロックは不活性である。情報は徐々に蓄積され、消極的に消費されるため、社会的に受動的となる。右側のブロックは活性である-これは積極的に情報を消費し、環境と集中的に相互作用する。 これは気質とモデル "A" 垂直ブロックの機能との間に存在する、明確な類似性を引き出す。つまり、異なる気質の代表者に応じて、異なる垂直ブロックに配置されたEIMの要素も、別々に強化される必要がある。これは明らかに、同じソシオタイプかつ異なる気質の人々の間にある、最も重要な差異を特定する。 EIMモデルと神経学的プロセスの関連性 EIMモデルのエネルギー交換の特殊性と、神経生理学者I.セーシェノフおよびI.パブロフによって記述されている、大脳皮質における神経学的プロセスの精神力学を関連付けることにより、この仮説をさらに補足することができる。 間違いなく、情報代謝と呼ばれるプロセスは、人間の高度な認知活動の結果である。I. パブロフによって描写された条件反射および無条件反射は、EIMモデルのメンタルリングおよびバイタルリングの機能に反映されている。我々の目標は、これらの認知プロセスのメカニズムを利用して、モデル「A」のソシオニクス機能間で行われる、エネルギー情報交換の特性を分析することにあった。 大脳皮質の活動は、興奮と抑制のプロセスの複雑な組み合わせを呈することが知られている。これらのプロセスは、神経生理学の2つ

価値のある機能:Fe

主導機能としてのFe:EIEとESE 人と人との明白な関係、彼らの感情や気持ちを乗り越え、好意的な印象を与えたり、ポジティブな雰囲気を作り出すことができる。彼らの態度が変わらない限り、人々がお互いだけでなく自分自身とどのように関係しているかについて、保守的な評価を有し、これが苛立ちを引き起こすことがある。他者に酷い仕打ちをしたり、卑劣な動機から行動する人間を、断固として拒絶する。このタイプにとって、そのような人物は闘牛士の持つ赤布のようなものである。確信をもって共感している人々に愛着を持つ。人々に価値を実感させる術を知っている。人間関係は永続的なものとして認識され、人が変わっても考えを変えない。それは守られるべき領域である。「善」は「善」であり、「悪」は「悪」でなければならない。人が反対の行動を取り始めると、これに苛立たされる。したがって、事実が否定できなくなるまでは関係が変化していることを信じたくないし、その場合でも、他の誰かを責めようとすることがある。意図的に関係を悪化させることはない。複数の安定した関係と個人的な繋がりが、人格の基礎を形成する。一人で時間を過ごすことはできない。仲良くできる人がおらず、誰にも必要とされない場合、死んだも同然である。周囲の世界は善良で、親切かつ愛情深く、思いやりのあるものでなければならない。時に、「互いを愛する」という原則を説く宗派の中に、居場所を求めることがある。他者の望ましい性質を獲得できない場合、これは怒りや劣等感を引き起こす。行動規範として、そのような物事について熱狂的である可能性があり、特定状況下の人々は、このタイプを苛立たせる可能性がある状況から逸脱する、適切な感覚を示すべきである。衆目を求める。どんな状況も、主に人間関係が組み込まれている。 創造機能としてのFe:IEIとSEI 熟練した心理学者であり、他者の感情を極めて微細に認識して操作する。好かれることを志向しており、これに自らの目的を見出す。多くの場合、交流を必要とする寡黙な人物を好み、彼らに「光」を当てる。常に倫理的な創造プロセスに関与しており、誰かとの関係を改善する為だけに、何かを約束することができる。好意的な印象を与え、「良い関係」を作り出すことができる人がいる場合、一人で過ごすことは滅多にない。自身を宣伝して、グループや誰かとの会話で、適切な雰囲気

二分法:戦術と戦略

戦術=Np, Sj 戦略=Nj, Sp 戦術: ILE、ESE、LSI、IEI、ILI、ESI、LSE、IEE ・戦術タイプは、現在の状況、直近の行動、実際的な選択に注意を向ける。つまり、これらのタイプは、この連鎖が導く可能性のある目標ではなく、方向性、一連の出来事に重点を置いている。 ・原則として、到達したい単一の「ポイント」、つまり目標を「固定」することはない。したがって、彼らが進んでいる方向は変化する傾向がある。 ・戦略タイプとは対照的に、常に現在のアクションを望ましい最終状態(「目標」)と比較する傾向はない。新しい目標は、現在のルートにどれだけうまく適合しているか(順守している方向にいかに目標が一致しているか)に従って評価される。 ・現在発生している出来事、または過去に発生した出来事(発生した、または発生した可能性があるもの)のあらゆる可能性、つまり異なるシナリオ、結果(発生する可能性と発生していただろう可能性)を同等に認識する。 ・意識的に目標を設定しない、または非常に稀にしか設定しない(状況によってプレッシャーがかかった場合)。遠大な(非常に長期的または包括的な)目標を設定することを避ける。「なぜ計画しなければいけないのか-いつでもその瞬間に生きる必要がある」。 ・戦術的なタイプは、ルート/経路を意識的に操作する。現在のイベントや行動(経路など)の様々なあり得るバリエーションを調べて比較し、何らかの基準(例えば、最適な効率)に従って配置する。 ・戦術タイプが具体的な目標に向けた行動を評価する場合、目標に到達すると、彼らは空虚感、喪失感を覚える。 ・語彙:戦術タイプの発話では、「方法」「手段」「メソッド」という言葉がよく使われる。自身の行動の目的について話すのではなく、他の概念に置き換える(「必要性」「夢」「興味」「タスク」など)。 戦略: SEI、LII、EIE、SLE、SEE、LIE、EII、SLI ・戦略タイプは、彼らが到達したい「ポイント」に注意を向ける。つまり、行動や出来事そのものではなく、行動の目標に集中する。 ・原則として、戦略タイプは方向性、つまり、目標に至る具体的な行動を確定しない。したがって、目標達成に向かって動く「軌跡」は変更可能である。 ・望ましい目的(目標)にどれだけ近づけるか、という観点から

EII:サブタイプ

Fi-EII Description by V.Meged and A. Ovcharov サブタイプFiは、礼儀正しく、控え目で、冷静に見える。通常、コミュニケーションにおいて一定の距離を保ち、時には冷たく、頑なで、無情な印象を与える。しかし、対話の過程で共感が芽生え、支援や手助けへの欲求を示すにつれて、この印象は徐々に消えていく。真面目で穏やかな、他人の幸せを祈る人物。非常に洞察力に富むが、控えめで滅多に自身の見解を共有しない。注意深く、機転が利く。冗談を言うのは苦手で、言いすぎることを恐れる。議論になった場合、意見をすり合わせるよりも静かに立ち去ることを選ぶ。非常に働き者で、細部に注意を払い、忍耐強く、勤勉。暴力と不正を容認しない。自身の信念を一貫して譲らない。快適さを作り出して、手作りの雑貨で家を飾ることができる。手を使って作業する術を知っている。自分の健康と外見に注意を払う。通常、身なりは小綺麗できちんとしている。滅多に笑顔を見せない。目つきは何かを監視しているようである。服装は地味だが趣味が良く、十分な資金がある場合には、洗練された工夫さえする。動きに淀みはないが、ぎこちない部分もある。歩行は早足かつ軽快、やや抑制的で、時にパタパタと音を立てる。背筋を伸ばして座り、会話では滅多に身振りを交えない。 人々の関係に対する関心が極めて高い。価値観を理解し、寛容に振る舞い、人間関係の調和のために妥協する能力がある。どんな人にも役に立ち、敏感に反応し、気配りしようとする。人をあるがままに受け入れる。弱さを許し、無理やり変えようとしない。公正と思いやりの原則を遵守しようとする。他者の信頼を得る素質を持つ。会話相手に辛抱強く耳を傾けることができる。他者の乱れた感情表現に対する理解に精通している。人を宥め、有用なアドバイスを与える。これが無益である場合、人が自ずと落ち着くまで忍耐強く待つ術を心得ている。自身の感情を口に出して確認する必要はない。言葉なくともすべてを理解している。共感と愛情は安定的に持続する。自身と他者の感情的な調和を大切にする。パートナーに完全に満足できない場合、ほとんど騒ぎ立てず関係を整理して別れを告げる。 自身の前に確固とした、連続的かつ永続的に設定した目標を達成し、その過程にある多くの困難を克服する。利益を防衛する場合、権威性と頑固さ

モデルA:ブロック

自我ブロック 自我ブロックは、TIMの中核を形成する社会的に実証的で創造的なブロックであり、通常は個人の自我、つまり内面の「私」に関連している。これは、意識的能力と個別性の領域であり、世界に対する意識的かつ積極的な観察と影響である。人は通常、自分の自我ブロック機能に最も自信があり、十分な情報を有し、精力的に活動する。このブロックでは、後悔、疑い、恥の感情を経験することは滅多になく、責任を転嫁したり他者を責めることもない。 自我ブロックは正確な自己評価を構成し、その能力に適正な社会認識を要求する。このブロック機能の活動は社会的に志向されている。人々は自身の経験を容易に共有し、自我ブロックから他者を助けようとする。このブロックの機能が「疲労」することは殆どないため、このブロックの機能に関連する活動によって、人は自由時間の大半を埋めることができる。多くの場合、人々は自我ブロックの機能に基づいて、活動と職業の主要な領域を選択する。 自我ブロックは、人が24〜25歳に達するまでに完全に形成されると考えられている。一部の研究者は、この観察がC. G.ユングの解釈「人生の前半は健全な自我を形成することに専念し、後半は深層を見つめ自我を手放す」と一致することに着目している。 [!]これはTIMの最も強力なブロックだが、その推定の正確性と正当性は、個人の経験、知識、および知性のレベルに強く影響される。自我ブロック機能が間違いを犯す可能性は十分にある。ただし、失敗したとしても、人はこのブロックについて深く恥じ入ったり、または力不足を感じることは滅多になく、大抵は迅速かつ容易に立ち直る。 自我ブロックの二つの機能、主導と創造は「タイプの定式」を構成すると言われている。これらは最も独立しており、信頼できる機能である。このブロックの活動は常に、未完成で終わりのない性質を帯びる。このブロックにおいて人は言う。「私は最も必要なことを知っています。変更や改善が必要な場合は、外部の助けが無くてもそれらを実装します」 ・有能な意思決定。コンピューターのように冷静に評価分析を行い、他のブロックより遥かに正確な決定を下す。 ・重要な情報を報告する。完全な情報を、合理的に自信を持って伝える。 ・何が、何故、どのように起こり、自他にどんな影響を及ぼすか理解する。 ・目標と達成手段の評価。

双対関係:IEI‐SLE

1. Se:主導機能(SLE)/暗示機能(IEI) 断固とした行動の必要性について、SLEは「主導」機能に関する意見を定期的に表明するが、これを即座に実行する必要はない。感覚的な「プログラム」の主な要件は、絶対に必要な場合にのみ力を加えることで、主目的を達成することである。SLEの戦略は、そのような影響力を発揮することができる個人を通じ、対抗勢力に及ぼされる二次的な圧力を以て、対立を堂々と宣言することである。IEIはこれらの「主導」的な意見に耳を傾け、全体として疑問を呈すべきではない。この側面についての説明は、少しずつ適切な形で行う必要がある。IEIは自身の環境内で、無意識のうちにそのような断固たる活動や意志力の顕現を探し求めるため、この種の批判は起こり得ない。IEIは、これと同じ機能について、様々な人々の能力、強みと弱み、進捗状況などに関する助言を、SLEに求める。この種の助言を受け取らないと、IEIはそれと知らずに自身の過酷な「計画」を促進することになる。 2. Ti:創造機能(SLE)/動員機能(IEI) 主導機能の目標に従って、SLEは定期的に人の再配置を成立させ、他者を遠ざけたり近くに置いたりする。ここで親密な人々を近づけることが多く、お気に入りを区別する傾向にある。IEIは、ほとんどの場合、物理的な空間内における人々の配置に注意を払っていない。IEIはこの側面を無視する傾向があり、誰かを自身で位置づけなければならない場合、居心地の悪さを感じる。このタイプは意識して人々を配置することができない。例えば、ホストとして、客人に席を割り当てようとしない。このような配置は、SLEによって定期的かつ意識的に実行される。そのような支援を受けないと、IEIの活力は衰える。 3. Ne:役割機能(SLE)/無視機能(IEI) SLEは周囲の現実に適応し、他者に注意を払って行動し、話に耳を傾けて問題に立ち入り、通常は誇りを持ってこれに取り組む。しかし同時に、ポジティブよりもネガティブな性質に気づく悲観的な傾向を持つ。SLEは、他者の弱点を直感的に認識して利用する。また、出来事の楽観的な結果をほとんど信じない。IEIは、様々な人々に注意を向ける方法とその目的についてSLEに助言を提供することで、この機能を管理および最適化する。そのような助言の概要は次のよ