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双対関係:IEI‐SLE

1. Se:主導機能(SLE)/暗示機能(IEI) 断固とした行動の必要性について、SLEは「主導」機能に関する意見を定期的に表明するが、これを即座に実行する必要はない。感覚的な「プログラム」の主な要件は、絶対に必要な場合にのみ力を加えることで、主目的を達成することである。SLEの戦略は、そのような影響力を発揮することができる個人を通じ、対抗勢力に及ぼされる二次的な圧力を以て、対立を堂々と宣言することである。IEIはこれらの「主導」的な意見に耳を傾け、全体として疑問を呈すべきではない。この側面についての説明は、少しずつ適切な形で行う必要がある。IEIは自身の環境内で、無意識のうちにそのような断固たる活動や意志力の顕現を探し求めるため、この種の批判は起こり得ない。IEIは、これと同じ機能について、様々な人々の能力、強みと弱み、進捗状況などに関する助言を、SLEに求める。この種の助言を受け取らないと、IEIはそれと知らずに自身の過酷な「計画」を促進することになる。 2. Ti:創造機能(SLE)/動員機能(IEI) 主導機能の目標に従って、SLEは定期的に人の再配置を成立させ、他者を遠ざけたり近くに置いたりする。ここで親密な人々を近づけることが多く、お気に入りを区別する傾向にある。IEIは、ほとんどの場合、物理的な空間内における人々の配置に注意を払っていない。IEIはこの側面を無視する傾向があり、誰かを自身で位置づけなければならない場合、居心地の悪さを感じる。このタイプは意識して人々を配置することができない。例えば、ホストとして、客人に席を割り当てようとしない。このような配置は、SLEによって定期的かつ意識的に実行される。そのような支援を受けないと、IEIの活力は衰える。 3. Ne:役割機能(SLE)/無視機能(IEI) SLEは周囲の現実に適応し、他者に注意を払って行動し、話に耳を傾けて問題に立ち入り、通常は誇りを持ってこれに取り組む。しかし同時に、ポジティブよりもネガティブな性質に気づく悲観的な傾向を持つ。SLEは、他者の弱点を直感的に認識して利用する。また、出来事の楽観的な結果をほとんど信じない。IEIは、様々な人々に注意を向ける方法とその目的についてSLEに助言を提供することで、この機能を管理および最適化する。そのような助言の概要は次のよ

二分法:貴族主義と民主主義

民主主義=アルファ、ガンマ 貴族主義=ベータ、デルタ 民主主義: LII、ESE、ILE、SEI、ESI、LIE、ILI、SEE ・民主主義は、主に個人的な資質によって自身を認識、区別する。他の人々を認識する場合、彼らの個人的な資質は同様に重要である(どの程度この個人と親しいか、興味深いか、楽しいか、または不愉快であるか。知性、アイデア、外観、趣味など)。このため、個人主義(「私は私」)は民主主義に固有のものである。 ・民主主義は、個人の特性(権威、知性、個人の業績など)に基づき、特定の個人に対する態度を形成する。民主主義は、特定の個人が持つ優位性を個人の資質から引き出して認識する。民主主義と他者との関係は、いずれかのグループに属することや、これらのグループにおける代表者との関係を基準としない。 ・民主主義のタイプは、交際する人々を特定の「仲間の輪」に属す代表としては、認識しない傾向にある。特定の「仲間の輪」は、この輪のメンバーに固有の特別な特性を有す。 ・民主主義は、特定の個人(例えば、「典型的な代表者」)が属す「グループの特徴」を一般化した表現を、使用しない傾向にある。 貴族主義: LSI、EIE、IEI、SLE、EII、LSE、SLI、IEE ・貴族主義は、集団の繋がりを通じて他の人々を認識、定義することが多い(グループへの区分は、ほぼあらゆる基準に基づいて行われる。専門性や理論、年齢や国籍、居住地、または居住している階層など)。例:「私は...の代表です」「この人はかくかくしかじかの者です…」。集団主義は、貴族主義のタイプに固有のものである。 ・他の人々に対する彼らの態度は、その人物が属すグループに対する彼らの態度に影響を受ける。貴族主義にとって、2つの対立するグループに同時に所属することは理解に苦しむ。「あなたは私たちに属すか、彼らに属して私たちと対立する」。 ・貴族主義はある特性によって「仲間の輪」を区別し、何らかの「特異性」を実現する。 ・発話において、貴族主義は「グループ」、「象徴的な代表」、「私たち」、「全員が同じです」などの表現を頻繁に用いる。 注記 1.簡潔に言うと、これらの各属性が有す本質は次のように表現できる。集団である「私たち」(貴族主義)または個人である「私」(

価値のある機能:Ti

主導機能としてのTi:LIIとLSI 何かに対する自身の理解、思考、論理と概念に非常に執着し、これらに自信がある上に保守的である。これによって「生きている」ので、それ以外の見解で説得することは不可能だが、自身の見解を必ずしも他者と共有するわけではない。自らの理解が事実と一致しない場合、時に事実を価値の低いものと判断する。この見解を批判しようとすると、摩擦が生じる。論理的に理由をわかっていても、この状況で自身の洞察を擁護したくない。「理解できる人間は理解できる。できない人間は仕方がない」。したがって、このタイプは自らの論理的判断を受け入れ、それらに異議を唱えようとしない人々に囲まれていることが多い。考えを変えるのに多大な困難を伴い、また間違いを省みるには時間を要する。自身が理解するように万事が収束することを好む。これが実現できない場合、苛立ちを感じる。このため、確かな論拠を用いずに、このタイプを説得することはできない。何かに確信が持てない場合、新しい情報にしばしば懐疑的である。「はい」と言う前に、全てを注意深く検討する必要がある。このタイプの思考は、土台のようなものである-それは堅固で、どんな状況でも「頼る」ことができるものなので、この問題ではいかなるリスクも許されない。他者の見解をすぐに承認することを、このタイプに要求することは難しい。概して、まず全てを理解しようと努めてから、ようやく自分で受け入れようとする。もし理解できない事があれば、素直に受け入れることは難しいので、新しい情報の習得は緩慢に進行する。したがって、問題が極めて単純なものであっても、それを利用する前に学ぶことに長時間を費やすことがある。 創造機能としてのTi:ILEとSLE 優れた教師または指導者として、長く詳細で創造的な説明を提供することを好む。「誰もが完璧に理解していることを100%確信できるまで、耳を傾けてもらえる限り、説明し続けます」。質問されると、何時間も答えを喋り続けることがある。時には、何かについての見解を話すためだけに、相手を探す(直接的に伝えない限り、このような状況から逃れることは難しい場合がある)。2番目の機能として外向的論理であるTeを使用すると、同様の例が観察できるが、ここでは事実を提供することではなく、理解を得ることを重視している。このため、このタイプの説明は、ま

クアドラの特徴

アルファ 最初のクアドラ、またはアルファ・クアドラは、ILE、SEI、LII、ESEの4つのソシオタイプで構成される。外界に対する知覚は、独特の軽快さ、開放性、機動性を特徴とする。彼らはどこからでも新鮮で興味深い情報を得ることを期待しており、常に様々な方向に駆り立てられる。彼らは肩の力を抜いたコミュニケーションを好む、とても愉快な人々である。生来の民主主義者であり、硬直や過剰規制を拒否する。これらのタイプは、完全に一つ所に留まることは殆どなく、人間的な活動のどんな分野にも簡単に移動できる。狭い専門領域の特化は彼らの仕事ではない。継続的な研究の最中には、新たな旋風の中心-将来の嵐の発生源になることがある。しかし、この嵐を広げるのは彼ら自身ではない。一見して最も「荒々しく」見えるのはLIIだが、実際の生活では柔和で迎合的な人物であり、公正な国家プロジェクトに取り組むことを夢見ている。 また、アルファ・クアドラには、その価値観と合致する社会的使命がある。その目的は、社会の発展に関する新たな概念の創造と普及である。手短に言うと、それは啓発と呼ばれることもある。このようなタイプが集まる場所では、新しい社会的、科学的、政治的な流行が常に発生して拡散され、将来的に歴史の流れを変えることがある。 アルファ・クアドラの代表が生きる心理的な「年齢」は、子供時代である。どのタイプも子供のような感性を持って行動することが多い-誠実、直接的で好奇心旺盛である。彼らはあらゆるものに疑問を抱くことができる。彼らの懐疑は最小限である。これらの「子供っぽい」習性は、生涯にわたって維持される。彼らの新しい視点への飽くなき渇望と、先入観のない単純な世界観から、この発展段階を年周期の最初の季節である春と比較することができる。春には新しい生命エネルギーが目覚め、誰もにこれを知らせる。春は希望と野心的な計画の時期であり、予定とは全く異なる形で実現する。 グループの行動 感情、感覚、知的な側面において、快適で楽しいグループの雰囲気を志向する。理想的なアルファグループの状況は、美味しい飲食を楽しみながら、想像力豊かなアイデア、映画、またはスポーツについて話し合い、気楽にジョークを交わすことである。個人的な体験の言述は大抵、冗談の形を取る。愉快な個人的経験が、「深刻」な経験よりも好まれる。地味で具

価値のある機能:Te

主導機能としてのTe:LSEとLIE このタイプは自分の知識に極めて自信がある。外部のルールや自身で考え出した「特権」によって生きている。外部の状況において、正しい「物事の規則」について自身の見解を課し、これ(誰が何をすべきかについての評価など)について保守的である。全てがあるべき場所に定まる必要がある。何かが動くと、それを元ある場所に戻したくなる。「私の領域」、「所有権」に関する強い概念を持つ。この領域を台無しにする人々は、このタイプを苛立たせる-誰もが正しい場所を知っているべきだ。この現状を変えることは望まない。なぜ物事はこのように行われるべきで、別の方法で行われるべきではないのか、と尋ねられると、これが疑問の余地なく正しい方法だからだと答える。まるで、自らが環境に創造したものに従って、生きているかのようである。これを変更することは、人格を変更する試みと見なされる。特定の法則を学ぶと、生涯を通じてそれに従う(2x2 = 4)。既存の秩序は維持されなければならない。それが新しいものに置き換わった場合、このタイプにとって最初は改悪に思える。自身の領域において秩序を回復することは、自己肯定に等しい。規則、物事の慣例に精通している。何かをやりたい場合は、どのように行動すべきか、どのような手順または一連の手続きを実行すべきか、どの書類を持ってどこに行けばよいか教えてくれる。何かを組み立てたり分解する方法を心得ており、それを実行する能力に自信がある。複雑なメカニズムを分解して、はんだごてと部品に何時間も費やすことができる。「世界に安定した不変のルールと秩序があれば、私は生きていけます。そうでなければ、居ても立ってもいられません」。自身の領域ではボスとして行動し、反対を容認しない。領域の概念がより広く描かれている場合、その支配は範囲内にいる誰にでも拡張されることがある。彼らの家は要塞である。このタイプに何かを説明しようとすると、遅かれ早かれ「わかった」と言い出し、話を遮る。これは理解することを志向していないためである。彼らは客観的現実の事実に興味がある-これらは理解されるべきものではなく、記憶され、学ばれ、評価され、そして実行されるべきものである。例えば、掃除機を組み立てたり分解する場合は、理解する必要はないが、その方法を覚えておく必要がある。客観的な世界観において事実が

モデルA:機能の二分法

機能は二分法に従って分類できる。以下で説明する前半の3つの二分法(メンタル/バイタル、受容/生成、強い/弱い)は、「基本的」な二分法と見なされる。後半の4つの二分法(不活性/活性、価値/抑制、評価/調整、大胆/慎重)は、レイニン二分法がユングの基礎から派生したのと同様に、最初の3つから派生する。 下記の図を参照することで、モデルAに従って、どの二分法がどの機能に対応するかを確認できる。 主導 メンタル 受容 強い 不活性 価値がある 評価 大胆 創造 メンタル 生成 強い 活性 価値がある 調整 慎重 脆弱 メンタル 生成 弱い 不活性 抑制 評価 慎重 役割 メンタル 受容 弱い 活性 抑制 調整 大胆 動員 バイタル 生成 弱い 不活性 価値がある 調整 大胆 暗示 バイタル 受容 弱い 活性 価値がある 評価 慎重 無視 バ イタル 受容 強い 不活性 抑制 調整 慎重 実証 バイタル 生成 強い 活性 抑制 評価 大胆 メンタル/バイタル おそらく最も重要な機能の二分法は、メンタル/バイタルであり、これは意識/無意識と呼ばれることもある。メンタルリングの機能(機能1、2、3、および4)は、情報の言語化および観察の定式化から、個人の知的活動の中核を形成しようとする。一方、バイタルリングの機能(機能5、6、7、および8)は、物事の実行において言葉を用いず、または偶発的に自然な感情として現れる傾向がある。 受容/生成 受容/生成は、モデルAの各ブロックにある2つの機能を分割する二分法である。受容機能は、各ブロックで「最初にある」奇数の機能(1、3、5、7)である。生成機能は「2番目にある」偶数の機能(2、4、6、8)となる。受容機能は自我とイドの左側にあるが、超自我と超イドでは右側にあることに注意する必要がある。 当初Aushra Augustaは、受容機能は現実の概念を取得することに焦点を当て、生成機能は受容機能によって切り取られた現実に合致する、一種の「新しい」成果物を生み出すことを提示した。 強い/弱い 自我機能とイド機能は強い機能、超自我機能と超イド機能は弱い機能と称される。強力な機能は

双対関係:SEI‐ILE

1.Ne:主導機能(ILE)/暗示機能(SEI) 多様な概念の可能性に関して、ILEは定期的に「主導」機能の意見を生成する。様々な講義、セミナー、非体系的な読書から学んだ型破りなアイデアと仮説を示し、同時にこの情報を変換して、独自の解説を追加する。SEIは、この種の情報、つまり、コンテンツの中で最も独創的で遠大であると同時に、曖昧で大まかな情報を受け取り、その形式に関して様々な解釈をを行うことを志向している。このような方法で情報を提供する対話相手を、非常に知的で洞察力に富み、したがって最も興味深い人物として、SEIは認識する。 2.Ti:創造機能(ILE)/動員機能(SEI) ILEは、古く脆弱で時代遅れの構造を破壊し、組織内で分裂を起こし、新しい派閥と支持者を分離して、新たな集団を組織することができる。この種の行動情報は、SEIを非常に惹きつける。この結果として生じる無政府状態と不安定性、および共通する派閥の利益によって団結した非公式集団の台頭は、SEIにとって極めて有益なものであり、客観的に対立を分析し、まとまった組織に新たな時流や理論の様々な支援者を招集して、主導者および調停者として機能するには打ってつけの状況である。この機能の双対関係における家庭内の側面は次のようになる。ILEは自宅を大いに散らかし、物を使った場所に置きっ放しにする傾向があるが、SEIの努力で十分なレベルの秩序を確保できる。SEIの尽力によって、物の紛失は防がれる。 3.Se:役割機能(ILE)/無視機能(SEI) 役割機能に従い、ILEは緊急事態では力を動員することができる。ILEが強い外圧にさらされた場合、それに対抗および抵抗することができる。例えば、ILEは総力を挙げて、緊急のニーズや迫り来る締め切りに備え、仕事や未処理の雑用を解消できる。規範的、つまり柔軟性に欠けるこの機能には、限定的な一連の行動規範が含まれる。SEIは、イニシアチブ、決断、および特定の行動に関する助言(「全てを自分の手で達成する」、「ダラダラしない」、「今すぐこれをやる」など)を行うことによって、この機能の指導者となる。 4.Fi:脆弱機能(ILE)/証明機能(SEI) ILEが人に対して個人的な嫌悪感を表現し、心理的距離を設定することは難しい。このタイプは誰にでも等しく友好的かつ親し